管理栄養士・松丸奨先生の連載29回目「忍耐力をつけたい人」へ向けたレシピ

「ニラに豊富に含まれるビタミンCＣとビタミンEＥは、抗酸化作用があり、肌を健康に保つ働きがあります。またカルシウムや食物繊維も多く含まれています。

そしてニラ特有の強い香りのもととなるアリシンという物質は、ビタミンB１Ｂ１の吸収を助け、疲労回復や滋養強壮に効果があるといわれています。また糖質の分解を促進してくれる、多くの働きをもつ食材なんです。

ニラには血行促進作用もあるので、しっかり食べて元気に行動することで、忍耐強くなる体を作っていきましょう」（松丸先生）

【作り方】

①ニラ1/2束は１cm幅に切り、もやし１パックはよく洗っておく。卵２個はフライパンで焼いて目玉焼きにする。

②フライパンを強火で加熱してから鶏むね挽き肉100ｇを炒める。鶏むね挽き肉に火が通ったら、Ａ（オイスターソース大さじ２、酒・みりん各大さじ１、鶏ガラスープの素小さじ１）を入れてよく混ぜる。

③①のニラともやしを入れて、強火でさらに２分ほど炒める。皿にごはんと一緒に盛り、①の目玉焼きをのせたら完成。

松丸先生のポイント！
油を使わず炒めるとフライパンにくっついてしまう心配がありますが、挽き肉には脂身部分が入っていることが多くあります。また、鶏むね肉に関しては、皮部分も一緒に挽き肉にされていることがあり、油を使用しなくても炒めれば脂が出てきます。油を使わないことで、さっぱり食べられますよ。

────◆───◆────

次回30回目は、風邪が流行り出すこの時期、風邪をひきそうなときに食べておきたいカレーレシピを紹介します。お楽しみに！​
撮影／松丸奨

松丸先生のレシピ連載は毎週月曜日と金曜日の朝更新。