年末年始の「子連れ実家帰省」 ママの「実親」への不満やモヤモヤが爆発!

子が生まれたことで実親との関係がよくなったのは3割 ママの実家との関係は子どもが生まれてどう変わった?

コクリコラボ

子を持ったからこそ、実親にモヤモヤすることも…

ところで、子どもが生まれてから関係が「悪くなった」と回答したのは、たった6.1%という今回の調査。しかし自由記述方式で「子どもが生まれてからママご自身の親との関係が悪くなったり、モヤモヤしたりした経験があれば教えてください」と質問したところ、関係が「悪くなった」とは言い切れないものの、実の親に対してさまざまな思いを抱えていることがわかりました。その一部をご紹介しましょう。

・母の時代の子育ての「普通」と、今の子育ての「普通」が違っていて、話が嚙み合わないことがある。

多かったのは、子育てに関する発言でイラッとさせられたという声です。

・「自然分娩で産んだから元気な子だ」と発言したり、完ミ(完全ミルク育児)に難色を示したりするところ。

産み方や授乳の種類が子どもに影響しないことは科学的に証明されているのに、実の親にこのような発言をされてしまうと悲しくなってしまいますね。

※参考:コクリコ記事「『母乳・ミルク・混合』結局どれがいいの? 東大医学部卒のママ医師が徹底解説」

・一人っ子は~と言われる点。

・食べものや生活習慣など、子育てに干渉されると、環境が違うからモヤっとするときがあります。


このように、ママの親世代の常識を押し付けられ戸惑うことが多いようです。

※参考:コクリコラボ記事「産後ママを傷つけた呪いの言葉と『今の私ならこう返す!』 自衛策をご紹介」

・実の母は集まってワイワイ騒ぐのが大好きです。集まると決めていた日に子どもの体調不良などで行けなくなると、とにかく文句をつけられて、しまいには「症状が軽いなら連れてきちゃいなさいよ」などと言われるのが困ります。とくに今は感染症のこともあって、私はどんなに軽い症状でも人が集まるところには連れていきたくないので、意識の違いがありすぎるのと、こちらの気持ちが伝わらないのが本当にモヤモヤします。

感染症関連に関する意識の違いも複数のママが言及していました。義実家特集のときにも「衛生観念」の違いが話題になったように、価値観の違いが埋められないのはつらいですよね。

※参考:コクリコラボ記事「『義実家』への言えない本音 衛生観念・帰省の費用… リアルな不満を全部出し」

座談会ではこのような意見もありました。

・実の母は他界しているので祖母の家なのですが、食事でちょっと生焼けのちょっとアウトなものが出てくるんです。卵焼きとか目玉焼きを箸で切ったら、中身が生だったりするので、子ども的にはアウト。これを祖母にどう伝えるかでモヤモヤした経験があります。(2歳、5歳、6歳男の子のママ)

アレルギーも怖いけれど、祖母も傷つけたくない……。全方位に気を遣うママの様子が目に浮かびます。

・子どもの教育について、食事のタイミングなど細かいことで指摘が入ることがあり、それを聞くと自身を否定された気持ちになりました。

実の親であるからこそ、親側の発言は遠慮がなくなり、子どもであるママ側は自身を否定されたように感じてしまうのかもしれませんね。

・私の親はあまり孫を分かりやすく可愛がるタイプではないので、義両親との熱量の差に少し戸惑ったことはありました。

・子どもが1人で赤ちゃんのころはよかったけど、子どもの数が増えて成長するにつれ、母親(子どもにとっての祖母)がやたらイライラすることが多くなった。義母はもっと寛大なので、孫にイライラしまくる母が嫌で、帰りたくなくなります。


義実家との対応を比較して、ママの実家のほうを居心地悪く感じるという声もありました。必ずしも実の実家のほうが心安らげるママばかりではないことを裏付けています。座談会ではこんな声も。

・実家の親は子どもが得意ではなく、おもちゃもないので子どもも少しすると飽きてしまって、結局私が相手をすることになります。友だちから「親が子どもを遊びに連れ出してくれて、家でゆっくりできた」という話を聞くとモヤモヤします。(小4女の子、中1男の子のママ)

お友だちの実家帰省と比べてしまうママの気持ち、よくわかります。

また、ママにとっての父親に関して困ったエピソードも寄せられました。

・父がザ昭和の亭主関白気質。母に対して口調が強く、些細なことで怒鳴るので、息子の前でそんな姿を見せられるとモヤモヤ……帰省したくなくなります。

・昭和の父なので、リビングでふんぞりかえってるのが気に食わないです。

いま子育て真っ最中のママの父親は、いわゆる昭和的父親像の方も少なくないよう。子どもの親となったママにとっては、モヤモヤすることが増えてしまいます。

ただ、なかには

・父は孫が泊まりに来るととてもうれしくなり、夜中までかくれんぼや戦いごっこなど大騒ぎする。興奮してなかなか寝かしつけができない。

という、ほっこりするような困った実家の父親エピソードを教えてくれたママもいました。

ママの実家への帰省 思いや状況はさまざま

ママの実家への帰省に関して、モヤモヤしたり困ったりしたエピソードを聞きました。調査をしてわかったのは、必ずしもママの実家帰省はのんびり羽を伸ばせたり、甘えたりできる家庭ばかりではないこと。オープンにしていなくても、複雑な事情を抱えていたり、手放しで楽しみにできない思いがあったりするママがいることに思いをめぐらせたいと思いました。この記事をお読みのママたちは、子どもが生まれてからご実家との関係はどう変わりましたか?

コクリコラボの「ママの年末年始の実家帰省」シリーズは全4回。
第1回
第3回
第4回
※公開日までリンク無効

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

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