中高生の子どもと恋愛について話せてる? コミュニケーション不全に効くYA作品

【子ども以上大人未満】家庭で一緒に楽しめるYA小説が必要な理由

児童図書編集チーム

「本好きになってもらいたい」と絵本の読み聞かせをし、朝読の本を選んで手渡してきた保護者のみなさん。

中高生となったお子さんは、どんな本を読んでいるかご存知でしょうか。思春期のお子さんと話題を作りたいとき、同じ恋愛小説を読んで、それについて話し合うことがとてもおすすめなんです!

一般向けの恋愛小説では描写が大人っぽすぎるのではないかと心配なこともあるかもしれませんが、中高生向けのYA(ヤングアダルト)小説を選べば安心です。

また、子どもたちのリアルから遠く離れたお話では、読んでもらえないかもしれませんが、中高生に人気の作家さんの作品を選べばそんな心配もありません。

YA小説で人気の神戸遥真さんの新作『見た目で好きになるってダメですか?』は、中高生のお子さんといっしょに読むのにぴったりの作品です。今の高校生のリアルを知りこともでき、大人にもおもしろいこと、まちがいなし。

本記事では、神戸遥真先生の出身校である、千葉県立千葉東高校の生徒さんたちの感想を公開しています。ぜひあわせてご覧ください。

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同じ本を読むことで思春期の子どもとの会話がはずむ

思春期の子どもとのコミュニケーションは、時に難しいものです。

特に、恋愛や性といったデリケートな話題になると、親としてどう切り出したらよいか迷う方も多いのではないでしょうか。

表立って真正面から「恋愛について話そう」と持ちかけるのは、子どもにとっても、親にとっても高いハードルになることでしょう。

けれども、気軽な恋愛の話すらできない関係では、「避妊の大切さ」や「性行為の同意(コンセント)」といった、より重要な話題を話し合うことは困難になってしまいます。

そこで提案したいのが、ヤングアダルト(YA)の恋愛小説を「子どもと一緒に読む」というアプローチです。

同じ本を読み、その登場人物の行動や感情、ストーリー展開について「どう思った?」「自分だったらどうする?」といった感想を共有することから始めれば、直接、子ども自身の恋愛に踏み込むよりも、ずっと気軽に話しをすることができます。

物語というクッションをはさむことで、お互いの価値観や考え方を安全な距離から知るきっかけが生まれるのです。

テレビドラマや映画でも、同じように話し合うことはできますが、おたがいに自分の都合のいい時間に読むことができるのが本の手軽さです。

たくさんあるYA小説からおすすめしたいのが、2026年3月12日に発売されたばかりの神戸遥真さんの『見た目で好きになるってダメですか?』です。

この作品は、「アイプチ」「縮毛矯正」といった外見の悩みから、同性愛まで、中高生が直面する多様な「恋愛」や「自分らしさ」について、非常に軽やかに、かつリアルに描かれています。

単なる恋愛物語にとどまらず、外見に対するコンプレックスや、多様な愛の形を肯定的に描き出すことで、子どもたちが今感じている「リアル」な世界を保護者も知ることができます。

現代の中高生が抱える悩みや考え方が描かれており、子どもたちの「今」を理解する上での貴重な読書にもなるはずです。

子どもとの会話の糸口を見つけるため、そして、将来の重要な対話への土台を作るためにも、まずは一冊のYA小説を手にとってみてはいかがでしょうか。

『見た目で好きになるってダメですか?』
神戸遥真
装画:坂口友佳子

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【先読みしました!】千葉県立千葉東高校の生徒さんからのメッセージ

ご自身の出身である千葉県を舞台としたYA小説を次々に発表している神戸遥真さん。

母校である千葉県立千葉東高校の生徒さんたちに、ひと足先に『見た目で好きになるってダメですか?』を読んでもらいました。

現役高校生の感想です。ぜひ、読んでみてください!


恋関連で煩悩を抱えたことはありませんか。そんなときにぜひこの本を読んでみてください。似た悩みを持つ5人の高校生のお話がすごく刺さります。「一目惚れ」で「恋」は軽すぎる? というテーマを改めて考えさせられる一冊です。(千葉県立千葉東高校2年 ペンネーム22さん)


この本は恋愛に興味がある人、絶賛恋愛中の人達にオススメです!! 「見た目で好きになる」って良くないことみたいに言われますよね。でも、見た目が好きだったことがきっかけで相手のことを知りたいと思ったり、仲よくなったりと、「見た目」が先で後から「内面」も全部好きになるんです。この本をきっかけに誰かのことをもっと好きになってほしいです! 最後に、『見た目で好きになるってダメ…じゃないです!』(千葉県立千葉東高校1年 ペンネームハホさん)


普通とは少し違うかもしれない、けれど、そんな自分らしさを押し込めることなく、こんな恋愛が、生き方があっても良いんだと、思わせてくれる作品です。私自身も考えさせられる所があり、最後まで楽しんで読めました。是非皆さんも本を手に取り読んでみてください。あなたの知らない世界があなたを待っています。(千葉県立千葉東高校3年 Rさん)


迷って、悩んで、孤独を感じたとき、本はきっとあなたに寄り添ってくれます。高校生になると、私はこんなのでいいのかと思うことがあるかもしれません。この本の主人公たちもそんな思いを抱きながら、それぞれ、自分なりのやり方を探っていきます。まわりが気になり落ち着けない人に、おすすめしたい一冊です。(千葉県立千葉東高校1年 Sさん)


この本は「誰かを好きになる」というなんともあいまいな感情を言語化してくれます。自分の恋は、他の誰とも違う自分だけのものだから素晴らしいと、私はこの本を読んで感じました。あなたが共感できる人物が、きっとこの本にいるはずです。(千葉県立千葉東高校2年 Mさん)


物語は現実の世界と似ている世界なので、自分と重ねることがすぐにでき、物語に引き込まれていきます。ワクワクや恋愛のドキドキなどさまざまな感情を一気に楽しめる最高の一冊です。(千葉県立千葉東高校1年 Sさん)


私なりに高校生活がどんな感じか伝えるなら、それは人生で絶対必要だよなって時間、だと思います。ときめいている、だと少し現実味がなさげですが、この時間が愛おしい、というか、心がいろいろなことでざわざわして一喜一憂するし、この本の高校生たちもですが、行動範囲や出会う人が増えていろんな人やものにハマる、恋すると思います。そこからまた自分を見つめ直したり、逆に自分に関して新たな気づきを得たり、それは大切で、大変だけど生き応えのある時間だと思うので、満喫してほしいです。(千葉県立千葉東高校2年 Mさん)


私は高校での個性的なさまざまな人たちとの出会いで、知識、考え方、経験といった人間力が磨かれている気がしています! しかし、皆それぞれ違うからこそ、自分の当たり前が他の人の当たり前ではないことがあって、人生ままならないことも多く……。この本では、そんな“違い”を持った高校生が自分を表現する方法に悩み、失敗しつつも、少しずつ自分を見つけていきます。共感と新たな学びとの出会いをぜひお楽しみください!(千葉県立千葉東高校2年 Nさん)

『見た目で好きになるってダメですか?』の第1話を読んでみる

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