子どもの英語力 ネイティブの幼稚園児(4~5歳)の習得法「フォニックス」を専門家が解説 

ネイティブの言語習得方法で英語力をアップ! 世界で活躍できる英語力の育て方 #4

バイリンガルスクールTLC for Kids代表:船津 徹

本格的なフォニックス学習の必需品は「アルファベットチャート」!

フォニックス学習では「アルファベットチャート」が必需品です。船津先生が勧めるのは、大文字と小文字の両方が書かれ、イラストが含まれているものです。

先生のサイトでは無料のダウンロードがあるので、ぜひ参考に。

画像提供:船津徹

フォニックス② アルファベットチャートで文字と音を一致させる

教えるときは、親御さんがチャートの文字やイラストを指さながら、1文字ずつ教えていきます。

フォニックス読みの音声は、ネット上でのコンテンツのほかに、私の学校のYouTubeチャンネルTLC Phonics Programの「フォニックス読みA to Z」でも公開していますので、こちらも参考にしてみてください。

最初から26文字すべてを教えても子どもは飽きてしまうので、まずは最初の5文字である「ABCDE」だけ取り上げてもいいかもしれません。

とにかく親子で楽しく、遊びながらアルファベットの文字と音に触れてください。

フォニックス学習を始めたら、アルファベットチャートを貼っておこう!

子どもは目に入るものを無意識に反復学習する傾向にあるので、フォニックス学習を始めたら、子どもの目の高さにアルファベットチャートを貼っておきましょう。自主学習のきっかけになります。

「フォニックスには、②の『アルファベットチャートで文字と音を一致させる』学習と並行して行えるアルファベットカードを使ったカード並べ競争や大文字と小文字の神経衰弱などもあります。

また、その次の段階としてワードファミリーと呼ばれる文字グループの読み方を学んでいくステップもあります。アメリカでは“Bob Books”シリーズ(ワードファミリーはSet3)などの絵本が人気で、学習によく利用されています。

すべてを体系立てて学ぶことは難しいのですが、学習が進むにつれて動画やカードだけでなく、市販の絵本なども使ってフォニックスを定着させてあげるといいでしょう」(船津先生)


次回はサイトワーズ学習と、フルエンシー及びリーディング(洋書の多読)の学習法について紹介します。

サイトワーズは日本語の漢字にあたり、頻出単語のことです。これを覚えることの重要性や学習をスタートするタイミング、そしてフルエンシー及びリーディング(洋書の多読)まで解説します。

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船津 徹(ふなつ とおる)
バイリンガルスクールTLC for Kids代表
明治大学経営学部卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威である故・七田眞氏に師事する。その後独立して、米ハワイ州に移住。2001年ホノルルにTLC for Kidsを設立し、英語力、コミュニケーション力、論理力など、世界で活躍できるグローバル人材を育てるための独自の教育プログラムをもって指導にあたる。2020年までに5000名以上の子どもの教育に携わり、卒業生の多くが世界の難関大学に進学し、各国で活躍している。

【主な共著や監修書】
「世界標準の子育て」(ダイヤモンド社)
「世界で活躍する子の〈英語力〉の育て方」(大和書房)
「失敗に負けない『強い心』が身につく 世界標準の自己肯定感の育て方」(KADOKAWA) など

「世界で活躍する子の〈英語力〉の育て方」(大和書房)にはさらに詳しく、英語学習のプロセスや方法、先生の教えを受けた子どもたちのエピソードなどが紹介されています。ノウハウとじっくりと参考にされたい方はこちらもチェック!

取材・文/梶原知恵

『世界で活躍できる英語力の育て方』の連載は、全5回。
第1回を読む。
第2回を読む。
第3回を読む。
第5回を読む。
※公開日までリンク無効

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ふなつ とおる

船津 徹

バイリンガルスクールTLC for Kids代表

明治大学経営学部卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威である故・七田眞氏に師事する。その後独立して、米ハワイ州に移住。2001年ホノルルにTLC for Kidsを設立し、英語力、コミュニケーション力、論理力など、世界で活躍できるグローバル人材を育てるための独自の教育プログラムを持って指導にあたる。2020年までに5000名以上の子どもの教育に携わり、卒業生の多くが世界の難関大学に進学し、各国で活躍している。 https://torufun.amebaownd.com/ 【主な共著や監修書】 「世界標準の子育て」(ダイヤモンド社) 「世界で活躍する子の〈英語力〉の育て方」(大和書房) 「失敗に負けない『強い心』が身につく 世界標準の自己肯定感の育て方」(KADOKAWA) など

明治大学経営学部卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威である故・七田眞氏に師事する。その後独立して、米ハワイ州に移住。2001年ホノルルにTLC for Kidsを設立し、英語力、コミュニケーション力、論理力など、世界で活躍できるグローバル人材を育てるための独自の教育プログラムを持って指導にあたる。2020年までに5000名以上の子どもの教育に携わり、卒業生の多くが世界の難関大学に進学し、各国で活躍している。 https://torufun.amebaownd.com/ 【主な共著や監修書】 「世界標準の子育て」(ダイヤモンド社) 「世界で活躍する子の〈英語力〉の育て方」(大和書房) 「失敗に負けない『強い心』が身につく 世界標準の自己肯定感の育て方」(KADOKAWA) など

かじわら ちえ

梶原 知恵

KAJIWARA CHIE
企画・編集・ライター

大学で児童文学を学ぶ。出版・広告・WEB制作の総合編集プロダクション、金融経済メディア、外資系IT企業のパートナー会社勤務を経て現在に。そのなかで書籍、雑誌、企業誌、フリーペーパー、Webコンテンツといった、さまざまな媒体を経験する。 現在は育児・教育からエンタメ、医療、料理、冠婚葬祭、金融、ITシステム情報まで、各媒体の企画・編集・執筆をワンストップで手がけている。趣味は観劇。特技は長唄。着付け師でもある。

大学で児童文学を学ぶ。出版・広告・WEB制作の総合編集プロダクション、金融経済メディア、外資系IT企業のパートナー会社勤務を経て現在に。そのなかで書籍、雑誌、企業誌、フリーペーパー、Webコンテンツといった、さまざまな媒体を経験する。 現在は育児・教育からエンタメ、医療、料理、冠婚葬祭、金融、ITシステム情報まで、各媒体の企画・編集・執筆をワンストップで手がけている。趣味は観劇。特技は長唄。着付け師でもある。