子どもの「空間認知力・造形力」を「◯△□で作る紙工作」が高める理由 造形の専門家が解説【紙工作プロセス付き】

紙造形作家・秋山美歩先生に聞く、「○△□で作る紙工作」 #1 ~○△□が表現力を高める理由と2つの紙工作プロセス編~

紙造形作家:秋山 美歩

「木」の作り方

「木」は貼る作業なら、2歳ぐらいのお子さんから作ることができます。

【材料】

・みどり色の折り紙 7.5×7.5cm(4分の1)の正方形 1枚
・茶色の折り紙 3.75×3.75cm(16分の1)の正方形 1枚

【作り方】

①葉の部分を作る。みどり色の折り紙を半分に折り、写真のように線を引く。

②線で切り、三角形を作る。
※はさみを使うときは保護者の方が行うか、そばにいて見守ってください。

③茶色の折り紙を②のみどり色の折り紙に重ねて貼る。

「ビル」の作り方

ビルはお好みの色でもOK。高さを変えるとガラッと雰囲気が変わりますよ。

【材料】

・灰色の折り紙 15×15cmの正方形 1枚
・オレンジ色の折り紙 3.75×3.75cm(16分の1)の正方形 1枚
・赤色の折り紙 7.5×7.5cm(4分の1)の正方形 1枚
・白色の折り紙 7.5×7.5cm(4分の1)の正方形 1枚

【作り方】

①灰色の折り紙を半分に折り、ビルを作る。オレンジ色の折り紙を灰色の折り紙の下部に貼り、入り口を作る。

②赤色の折り紙を半分に折って切り、さらに半分に折って切る。
※はさみを使うときは保護者の方が行うか、そばにいて見守ってください。

③②で切った赤色の折り紙を1.5cmのところで写真のように折って、折り線で切る。

④折り線で切った③を入り口の上に貼る。

⑤次に窓を作る。白色の折り紙を半分に折って切り、さらに半分に折って切る。

⑥切って作った⑤の2枚の紙をそれぞれ横半分に3回折る。

⑦さらに⑥を折り線で切ると、窓が16枚できる。

⑧バランスを見ながら、ビルに窓を貼る。窓の数は好みでOK。

ぜひお子さんと一緒に○△□の紙工作、作ってみてくださいね。

次回2回目では、○をたくさん使った「〇△□で作る紙工作」4点をご紹介します。
お楽しみに。

取材・文/木下 千寿
撮影/林 桂多(講談社写真部)

2回目を読む。

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「○△□で作る紙工作 いきもの・くさばな・のりもの・たてもの」著・秋山美歩(講談社)
69 件
あきやま みほ

秋山 美歩

Miho Akiyama
紙造形作家

紙造形作家。1982年山梨県生まれ。愛媛と大阪で育ち、現在兵庫県在住。大阪教育大学大学院芸術文化専攻修了(平成18年度学長表彰)。大学在学中より、紙の動物たちの作品を制作。 美術館での個展・ブランドとのコラボレーション・ディスプレイへの作品提供・ワークショップなど多方面で活躍中。 兵庫医科大学芸術学非常勤講師。富士川・切り絵の森美術館常設展示。   主な著書:「○△□で作る紙工作 いきもの・くさばな・のりもの・たてもの」、「かんたん! 楽しい! 動物と昆虫の立体切り紙工作」(講談社) HP https://akiyamamiho.com/ instagram mihoome_paper_studio

紙造形作家。1982年山梨県生まれ。愛媛と大阪で育ち、現在兵庫県在住。大阪教育大学大学院芸術文化専攻修了(平成18年度学長表彰)。大学在学中より、紙の動物たちの作品を制作。 美術館での個展・ブランドとのコラボレーション・ディスプレイへの作品提供・ワークショップなど多方面で活躍中。 兵庫医科大学芸術学非常勤講師。富士川・切り絵の森美術館常設展示。   主な著書:「○△□で作る紙工作 いきもの・くさばな・のりもの・たてもの」、「かんたん! 楽しい! 動物と昆虫の立体切り紙工作」(講談社) HP https://akiyamamiho.com/ instagram mihoome_paper_studio

きのした ちず

木下 千寿

ライター

福岡県出身。大学卒業後、情報誌の編集アシスタントを経てフリーとなる。各種インタビューを中心に、ドラマや映画、舞台などのエンターテイメント、ライフスタイルをテーマに広く執筆。趣味は舞台鑑賞。

福岡県出身。大学卒業後、情報誌の編集アシスタントを経てフリーとなる。各種インタビューを中心に、ドラマや映画、舞台などのエンターテイメント、ライフスタイルをテーマに広く執筆。趣味は舞台鑑賞。