仕事はただひとつ【魚を伝える】こと
──今、複数の仕事を並行して行う「パラレルワーク」という働き方が注目されています。香里武さんもあらゆる仕事に携わっていますが、こうした働き方を選ばれた理由は何でしょうか?
香里武さん 岸壁幼魚採集家、企画会社の代表取締役、水族館の館長、専門学校の講師……どれも“仕事”という意識で始めたわけではないので、自分自身をパラレルワーカーだとは思ってないですね。
「本業は何か」と聞かれたら「岸壁幼魚採集家です」と答えますが、それも僕が勝手に作った職業名ですから。
やっていることはひとつ、“魚を伝える”こと。それだけです。パラレルでも何でもなく、魚を伝えるための表現方法がいくつもあるだけなんです。
幼魚をすくって、そのおもしろさを伝えることもそうだし、水族館で幼魚を見てもらうこともそうだし、イベントを企画したり本を出したり、専門学校で魚について教えることも表現のひとつ。
幼魚と海洋ごみをテーマに絵本も描いてみたいですし、魚を伝えるために、これからもどんどんやりたいことは広がっていくと思います。
第2回は、鈴木香里武さんの気になる子ども時代について伺います。
取材・文/星野早百合
星野 早百合
編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターとして活動。雑誌やWEBメディア、オウンドメディアなどで、ライフスタイル取材や著名人のインタビュー原稿を中心に執筆。 保育園児の娘、夫、シニアの黒パグと暮らす。
編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターとして活動。雑誌やWEBメディア、オウンドメディアなどで、ライフスタイル取材や著名人のインタビュー原稿を中心に執筆。 保育園児の娘、夫、シニアの黒パグと暮らす。
鈴木 香里武
1992年3月3日生まれ、うお座。岸壁幼魚採集家、株式会社カリブ・コラボレーション代表取締役社長。 子どものころから魚に親しみ、学習院大学大学院で観賞魚の印象や癒やし効果を研究した後、現在は北里大学大学院で稚魚の生活史を研究。メディアやイベントへの出演、執筆など、海や魚の魅力を伝える活動をしながら、2022年7月、静岡県・清水町に世界初の「幼魚水族館」をオープンし、館長を務める。 『岸壁採集!漁港で出会える幼魚たち』(ジャムハウス)をはじめ、著書も多数。 ●カリブ・コラボレーション ●Twitter @KaribuSuzuki ●Instagram karibu_suzuki ●幼魚水族館
1992年3月3日生まれ、うお座。岸壁幼魚採集家、株式会社カリブ・コラボレーション代表取締役社長。 子どものころから魚に親しみ、学習院大学大学院で観賞魚の印象や癒やし効果を研究した後、現在は北里大学大学院で稚魚の生活史を研究。メディアやイベントへの出演、執筆など、海や魚の魅力を伝える活動をしながら、2022年7月、静岡県・清水町に世界初の「幼魚水族館」をオープンし、館長を務める。 『岸壁採集!漁港で出会える幼魚たち』(ジャムハウス)をはじめ、著書も多数。 ●カリブ・コラボレーション ●Twitter @KaribuSuzuki ●Instagram karibu_suzuki ●幼魚水族館