「得意」と錯覚してくれればいい! 初の子ども向けプログラミング本を出したひろゆき氏に聞く「プログラミングを学ぶ意義」

第1回/全2回

ライター:小川 聖子

1章だけでもいい!人と比べる必要はなし

──ひろゆきさんご自身は独学でプログラミングを学ばれたそうですが、学び方にコツなどはありますか。

ひろゆきさん:もし、子どもが夢中になるようだったら、あまり途中で親などが中断させないほうがいいと思いますね。なんでもそうですが、毎日1時間と決めてやるのと、集中して3時間一気にやるのとでは、3時間のほうが学習効果が高かったりするんですよ。

だから、本人がやりたい気持ちがあるのなら、好きなだけやらせてあげてほしいと思います。集中力が長く続く、というのはすごく重要なことで、それだけその子の力が伸びるということですから。

だから、取り掛かるなら土日だとか、冬休みだとか、時間が多めに取れるタイミングが良いかもしれません。この本は3章までありますが、1章を1日で終わらせてしまう子もいれば、1ヵ月かける子もいると思います。「普通はこれくらい」みたいなことはあまり考えなくていいですし、人と比べる必要もありません。

もっと極端なことを言えば、別にこの本は最後まで読む必要もありません。この本は1章が終わる時点で、HTMLをつかって「花図鑑のWebサイトを作る」ということまで教えます。ぶっちゃけ、こんなふうに図鑑サイトを作れるだけでも、クラスで自慢できちゃいますよね。

もちろん、3章(おみくじプログラム作り)までやって、さらにもっと難しいプログラムを覚えたいと思う子は、大人向けの別の本を買うなり、ネットで調べるなりして、次のステップに進めばいいし、「ここまでで達成感が得られた、満足!」と思う子は、それで終わりでもいいと思います。

『ひろゆき氏に聞く!自分で行動できる子の育て方(2回目)』に続く!
\続きはこちらから!/
※公開日までリンク無効

コクリコサイトとも連動!実際に手を動かして

日本を代表する掲示板サイト「2ちゃんねる」をつくったプログラマーであり、現在はインフルエンサーとしても活躍しているひろゆき氏。

本書は、そんなひろゆき氏が「ほんとうに子どもたちに役立つ」プログラミングの技術を基礎の基礎から教えてくれる一冊です。

『ひろゆき式 10歳からのプログラミング入門』(講談社)

\インタビュー2回目もぜひご覧ください!/
※公開日までリンク無効

(取材・文/小川聖子、撮影/日下部真紀)

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おがわ せいこ

小川 聖子

Seiko Ogawa
ライター

東京都出身。アパレル系企業に勤務したのちライターに。雑誌やWeb系メディアにてファッション関連記事や人物インタビュー、読み物記事の構成や執筆を行う。長男はついに成人、次男は中学生に。1日の終わりに飲むハイボールが毎日の楽しみ。

東京都出身。アパレル系企業に勤務したのちライターに。雑誌やWeb系メディアにてファッション関連記事や人物インタビュー、読み物記事の構成や執筆を行う。長男はついに成人、次男は中学生に。1日の終わりに飲むハイボールが毎日の楽しみ。

にしむら ひろゆき

西村 博之

Hiroyuki Nishimura
実業家・プログラマー

1976年、神奈川県生まれ。インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」や「ニコニコ動画」を開始し、大反響を呼ぶ。現在は、さまざまな企業に携わりつつ、企画立案やサービス運営、プログラマーとして活躍。自身のYoutubeチャンネル登録者数は、160万人超。

1976年、神奈川県生まれ。インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」や「ニコニコ動画」を開始し、大反響を呼ぶ。現在は、さまざまな企業に携わりつつ、企画立案やサービス運営、プログラマーとして活躍。自身のYoutubeチャンネル登録者数は、160万人超。