猫の店主が大冒険!ドラゴンの寝かしつけは意外な展開に 「絵本ナビ」が厳選する 本と読書がテーマの絵本3選

「ほんやねこ」「ほん book」「もっかい!」絵本のプロが選ぶ 秋の夜長に読みたい絵本

写真:アフロ

11月の絵本 本と読書がテーマの絵本

年間2000万人が利用する絵本情報サイト「絵本ナビ」の編集者が選ぶおすすめの絵本や児童書を季節のテーマに合わせて紹介していくこの連載。たくさんの絵本や児童書の中から、絵本のプロが選んだとっておきの3冊をご紹介します。

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第11回11月の前半は、「本と読書がテーマの絵本」をご紹介します。

本の素晴らしさや新しい楽しみかたを提案してくれる絵本や、絵本のなかにさらに絵本が登場する物語など、1冊で何冊分も楽しめる要素がいっぱい。

秋の夜長に、不思議でかわいい本の世界に浸ってみませんか。

「ほんやねこ」 物語の主人公たちと秘密の夕暮れ大冒険! ねこの店主はどこへいく?

「ほんやねこ」石川 えりこ/作

あらすじ

本屋のねこが窓を閉め忘れて出かけてしまったある日の夕暮れ。

強い風が入りこみ、本のなかからシンデレラや長靴をはいたねこたちを窓の外へ吹き飛ばしてしまいました。そうとは知らず散歩していたねこでしたが……。

絵本ナビのすすめる「ほんやねこ」のみどころ

シンデレラにラプンツェル、3びきのこぶたに白雪姫。大好きな物語の世界の人たちが、本屋のねこと一緒に夕暮れのまちを歩きまわる。

偶然とはいえ、内緒とはいえ、これはなかなかの大冒険。でも、なんだかとてもいい雰囲気。

本の世界に触れる楽しさをこんな形で体験させてくれるなんて。ペローやアンデルセンの物語を読んだことがある人も、まだ知らない人も、力を抜いて楽しめる「すきまの時間」の素敵なお話です。

読者のレビュー

猫が店主の本屋さん
舞台は、ヨーロッパの港町を思わせる、どこかの町。

最後のお客さんを送り出した、本屋の猫。夕方の暖かい日ざしの中へ、日課の散歩にでかけるのですが…。
猫はうっかり、窓を1ヵ所閉め忘れてしまいました。そこに、強い風が吹き込んで…!

どこまでもマイペースな猫店主と、よく知られた物語の主人公たちと一緒に、知らない町を散歩する気分になれます。どのイラストも素敵ですが、猫の本屋が特に魅力的です。住み込みたくなるぐらい。

とても細かく描かれたイラストが楽しく、印象的な一冊でした。
(こはこはくさん・50代ママ)

「ほん book」 紙の本の素晴らしさを伝える 冒険のとびらはすぐそこに

「ほん book」デイビッド・マイルズ/作 ナタリー・フープス/絵 上田 勢子 堀切 リエ/訳

あらすじ

本はあなただけの想像の世界を無限に広げ、自分のペースで楽しんだり、知識を発見したり、広く深く耕したりできます。

本と読書の魅力を、本の形のなかで描きだす美しい絵本です。

絵本ナビのすすめる「ほん book」のみどころ

短いけれど、まっすぐに伝わってくる言葉。静かだけれど、想像力をどこまでも広げてくれる絵。

その両方を味わいながら、子どもたちが本に触れる素晴らしさを自分で発見していくことができたなら、こんなに嬉しいことはありません。

世の中はどんどん便利になります。それでも、紙の絵本がなくならないのは、確かな存在理由があるから。

実際に手にとり、声に出し、手ざわりを確かめながら、ページをめくっていってくださいね。

読者のレビュー

本好きの子へのプレゼント
本の世界ってどんなだろう、本を読むってどんなだろう、不思議な感覚で読書への誘いをしてくれる絵本です。

発想のユニークさに、新しい読書感を見たようにおもいました。
新しい出会いがあるから、本は素晴らしいのですよね。

(ヒラP21さん・70代その他)

「もっかい!」 ママのあるある? 寝る前の読み聞かせがたいへんなことに……。

「もっかい!」エミリー・グラヴェット/作・絵 福本 友美子/訳

あらすじ

おやすみ前の絵本の時間。セドリックはお気に入りの絵本をママに読んでもらいます。

「もっかい!」と何度もせがむうちに、ママが先に寝てしまって……。怒ったセドリックが火を噴くと、なんと本当に絵本に穴があいちゃった……!?

絵本ナビのすすめる「もっかい!」のみどころ

読み終わった途端に「もっかい?」。お話をちょっと変えて読んであげると……またまた「もっかい!」。

だんだんママの顔が眠そうになってきてるぞ、お話の内容もなんだか……「もっかい! もっかい!」。

あれ、この感じ、なんか覚えがある? でもこれが、ドラゴンの親子のやりとりときてるから、とんでもない展開になっていきます。

その面白さは実際に読んでみてくださいね。絵本の終わりかたも最高にお洒落!

読者のレビュー

うちも言います、「もっかい!」
「もう1回」じゃなく、「もっかい!」という翻訳の妙、素敵です。

分かるなぁー、この感じ。我が家にも2歳の「もっかい!」怪獣がいます。こちらは「最後だでー!」で応戦。
きっと、子どもが大きくなったら懐かしい幸せな時間なんでしょうね。

ラストシーンの遊び心もさることながら、ちょっとずつお話を変えていくママの姿もかわいらしいです。
(しばわんこ314さん・20代ママ)

本の可能性は無限大! いつもの毎日に冒険とファンタジーを

ねこの本屋さん、空飛ぶ絵本、本を楽しむドラゴン……。本のよさを存分に楽しめる、不思議でかわいい物語がもりだくさんです。

いつでもどこでもページを開くだけで物語の世界に入り込めるのは、本の特別な魅力です。

お気に入りの本を見つけて、好きなときに好きなだけ本の世界に浸ってみませんか?本への愛と本の魅力を再発見できるかもしれません。

レビューは絵本ナビサイトからの抜粋です。

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