『霧のむこうのふしぎな町』『竜が呼んだ娘』の作家・柏葉幸子 【米バチェルダー賞大賞】作をインドネシアの中・高校生200名以上が読んで出た「予期せぬ批評」とは?

『帰命寺横丁の夏』ブックレビューコンテストが開催 著者・柏葉幸子によるインドネシアレポート

児童文学作家:柏葉 幸子

柏葉幸子さん。インドネシアの書店にて。
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2022年に米バチェルダー賞を受賞した児童書、『帰命寺横丁の夏』。バチェルダー賞とは、全米図書館協会に属する「児童図書館サービス協会」が選定し、英語に翻訳されアメリカで出版された、最も優れた児童書に贈られる賞です。

『帰命寺横丁の夏』はアメリカのほか、ドイツ、韓国、ロシア、そしてインドネシアでも翻訳出版され、今、世界中の注目を集めています。

『帰命寺横丁の夏』
作:柏葉幸子、絵:佐竹美保/講談社刊

そんな『帰命寺横丁の夏』の著者・柏葉幸子さんは、2025年2月末、独立行政法人国際交流基金の主催で、インドネシアへ招待されました。

インドネシアの中高生を対象に、『帰命寺横丁の夏』ブックレビューコンテストを行ったところ、103校217名ものインドネシア人中高生が参加。さらに現地では、インドネシアの児童文学作家との対談や、大学生を対象として講演、サイン会などを行いました。

ここからは、柏葉さんによる、インドネシアのレポートをご覧ください。現地での写真も、たくさん紹介いたします!

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