こどもの本総選挙・第1位作家が世界的名作を舞台に創ったワクワク世界とは?
大人は知らないグリム童話クイズにチャレンジ1
2022.04.22
世界でいちばん読まれている物語ってなに?
世界でもっとも読まれていると言われている物語を知っていますか?
世界でもっとも多言語に翻訳され、世界でもっとも多くの人に読まれているといわれるのは、グリム童話です。
「白雪姫」「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」……知ってる知ってる大丈夫! という声が聞こえそうですね!
このグリム童話を舞台にした、新しいシリーズがはじまりました。
知っているようで知らない白雪姫の年齢? 『グリム童話』がめちゃくちゃにされたら?
『子どものころ一生懸命読んだ本は宝物』
『図書館や書店は子どもにとってふしぎの入り口』
そんな気持ちを込めて、名作をモチーフに、子どもも大人もワクワクできる世界を創り上げたのが、廣嶋玲子氏。
先日2022年2月11日に発表された「こどもの本総選挙」で『銭天堂シリーズ』が第1位をとり、今、小中学生にとっていちばん熱い作家が新しくはじめるシリーズが、『ふしぎな図書館と魔王グライモン ストーリーマスターズ①』です。
おもしろい物語をひとりじめしたがる魔王が、世界の名作から、おもしろさの鍵をどんどん盗んで、話をめちゃくちゃにしてしまう。
盗まれたものは何かを、物語の作者と一緒に子どもたちが探しだす、謎解き要素もたっぷりの冒険物語です。
グリム童話に出てくる白雪姫は〇歳だった! 十代? 二十代? それとも?
シリーズ第1巻『ふしぎな図書館と魔王グライモン』の舞台は、『グリム童話』。
今回はみんなが知っているようで知らない「白雪姫」のクイズを、グリム童話第1版から出題します。子どもと一緒に解いて、あらためて「白雪姫」を読むと、「なるほど」がいっぱいになるかも?
グリム童話クイズ……なんて簡単でしょ? と思う人こそぜひチャレンジしてみてください。
白雪姫はじつは〇歳だった!!!
第1問の答えは……(タタタタターン!)
A)7歳……!!!
第1版では、白雪姫が7歳になったときに、魔法の鏡が「女王より、白雪姫が100倍美しい」と言いだします。7歳といえば小1か小2! 7歳に嫉妬する女王! 7歳を国でいちばん美人と言う魔法の鏡……。
かなりつっこみどころ満載です。
第1版は、グリム兄弟がドイツの町や村をまわって聞き書きした民話をもとに出版した最初の版です。
そのころ民話は、直接お話をきいて楽しむものでした。
民話として、日々のなかで話されているときは、みな「白雪姫」=かわいそうな子どもと感じて話をきいていたのかも?
なんとなく17歳くらいの美少女をイメージしていた人も多いのでは?
世界となかよくするために、世界と同じ体験をするということ
世界でもっとも読まれている名作を知っていることは、同じ体験をしている世界中の人も多いということ。
同じ体験を共有していることは、なかよくなるきっかけにもなります。
クイズを通して、興味をもったら、いっしょに名作を読むチャンスかも!
『ふしぎな図書館と魔王グライモン ストーリーマスターズ1』
(作・廣嶋玲子 絵・江口夏実)
学校の図書館でひさしぶりに読んだ『世界の名作』。でもこんなにつまらなかったっけ?
何百年も生き残った、最高にワクワクする名作たちが、だれかの手によって、めちゃくちゃつまらない話になっちゃった!
こんなのありえない! 物語の世界を救うには、物語から盗まれた「大事なキーパーツ」を探しださなきゃ!
本好きならだれでもあこがれる、名作の世界に飛び込んじゃおう!!
「銭天堂シリーズ」累計400万部の廣嶋玲子×累計1500万部超『鬼灯の冷徹』の江口夏実が、想像力を守るためにタッグを組んだ! 全国書店・図書館関係者が熱烈支持! の新シリーズです。