国語力ゼロ、数学大得意の偏向型ギフテッド。浮きこぼれ男子の自己肯定感の高め方とは?

【コーチング子育て】子どもの個性を見抜き、教えずに導く方法 #4

SoZo株式会社 代表取締役:あつみ ゆりか

遅咲きであることをイメージ! 根気強くサポート

長男は現在、中学2年生。高校受験を意識する年代です。しかし相変わらず国語、そして社会が苦手。ただ、数学、英語、理科は得意という二極の状態です。

日本の学校教育で大学を目指すとき、学費や設備の面から見ても理系はやはり国立が良いでしょう。そのとき、一般的には共通テストも含め、9科目受験です。

また国立を志望するなら高校も5教科で受験する公立が良いと言われています。さらにそのためには技術、家庭科、美術、体育などの内申点も高くする必要があります。

これ、偏向型ギフテッドの子には相当至難の業なのです。そもそも得意と不得意が大きく差が開いているので、こうしたオールラウンダー型の受験はとても苦手なのです。

しかし我が家はとにかく「数学・英語で突き抜けろ!」と言い続け、勉強のコツを根気強くたたき込むことを今は実践しています。本人は国公立である高専に行きたいという希望があるため、どこまで通用するか、今、一緒に並走しているところです。

いかがでしたでしょうか。全4回で、個性が違う我が子に行ってきた実例を元に、親が今日から実践できる「中1から始めるコーチング子育て」をお伝えしてきました。最初に多くの母親がとらわれている「お弁当の呪縛」のお話をしましたが、やっぱり子育て世代の親には日々の生活の中で「俯瞰する余裕」が必要だと私は考えます。

コーチングは意外と手間暇かかるものです。毎日の決まったタスクはないですが、子どもの様子に目を配り、コミュニケーションを取ることで問題にいち早く気づき、対処する即効性が必要なのです。

日々抱える家事の中で、何か1つでも手放して、その余裕を作ってみませんか? もちろんそれは、お弁当作りでも、掃除でも洗濯でも、何でも良いです。その分、コーチング子育てにかけた時間は、きっと親子の人生にとってかけがえのない財産になるはずですから。

あつみゆりか
SoZo株式会社代表取締役
1976年生まれ。法政大学法学部卒業。ビジネスとSDGsを効果的に接続できるカリキュラムとして企業研修向けeラーニングサービス「SDGsビジネスラーニング」を展開。元マイナビウェディング編集長。プライベートでは3児の母で夫婦ともに起業家。

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あつみ ゆりか

Yurika Atsumi
SoZo株式会社 代表取締役

1976年生まれ。法政大学法学部卒業。ビジネスとSDGsを効果的に接続できるカリキュラムとして企業研修向けeラーニングサービス「SDGsビジネスラーニング」を展開。元マイナビウェディング編集長。プライベートでは3児の母で夫婦ともに起業家。

1976年生まれ。法政大学法学部卒業。ビジネスとSDGsを効果的に接続できるカリキュラムとして企業研修向けeラーニングサービス「SDGsビジネスラーニング」を展開。元マイナビウェディング編集長。プライベートでは3児の母で夫婦ともに起業家。