〔離乳食中期〕2回食への上手な移行 大人の食事からの取り分け術を〔管理栄養士〕が伝授

管理栄養士に聞く、段階別の離乳食のポイントと進め方 #3 ~離乳食中期の進め方編~ (3/4) 1ページ目に戻る

管理栄養士:中村 美穂

【離乳食中期】進め方のコツ

離乳食中期の食材の大きさ・やわらかさ・量の目安をチェックしましょう。

【主食】 
・前半は7倍がゆを50〜80g、後半は5倍がゆを50〜80g
・うどん45g(1/4玉)
・食パン8枚切りを1/2枚

離乳食中期の7倍がゆ。  写真:中村美穂
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「少し粒感のある7倍がゆやパンがゆ、うどん、そうめんなどを与えます。赤ちゃんが上あごと舌ですりつぶして食べられる『絹ごし豆腐』くらいのやわらかさが目安です。おかゆは赤ちゃんの様子を見て、5倍がゆに変更します。

調味料を使わず、だしや野菜スープなどで味付けをします。そうめんなどの乾麺を与える際は、やわらかくゆでた後、水でしっかり洗って塩抜きをしましょう」(中村先生)

【主菜】
・鶏ささみ10~15g
・絹ごし豆腐30~40g
・ひきわり納豆15g
・白身魚10~15g
・卵黄10g~全卵15g

離乳食中期の主食・鶏ささみ。  写真:中村美穂

「白身魚、鮭、鶏胸肉のひき肉、全卵など。火を通した食材を細かく切ったり、ほぐしたりして与えます。

※卵を与える際は、固ゆでした卵黄を少量(耳かき1杯程度から)与えて様子を見ましょう。小さじ1杯くらい食べても大丈夫なら、全卵(溶き卵)を与えてもOKです」
(中村先生)

【副菜】
・野菜と果物を20g(※様子を見て30gに増やしても可)

離乳食中期のにんじん。  写真:中村美穂

「初期に食べていた野菜に加えてピーマン、オクラなども与えられます。主食と同様に、やわらかくゆでたらみじん切りにします。

バナナやいちごなどもOKですが、初めて果物を与える際は、加熱したものを少量与えて食物アレルギーが出ないかを確認します。

アレルギーが出なければ、生で与えてOK。副菜を2種類与える場合は、トータルで20g(後半は30g)になるように調整しましょう」
(中村先生)

【2回食の1日の献立例】
1回目:7倍がゆ、鶏ささみ、野菜
2回目:青のりがゆ、鶏ささみトマト煮、ブロッコリースープ

青のりがゆ、鶏ささみトマト煮、ブロッコリースープ。  写真:中村美穂

「おかゆに主菜と副菜を一皿に合わせた『オールインワンメニュー』にしてもOK。おかずを優先的にあげて、食べられるか様子を見ましょう。

やわらかくゆでたにんじんやブロッコリー、かぼちゃなどの野菜を組み合わせるといいですね。

青のり、きなこ、鰹節など栄養価が高く香りも高い乾物を使えるようになります。これらを“ちょい足し”すると、おかゆにあきた赤ちゃんもおいしく食べられる上に、微量の栄養素も取れます。

鶏ささみだけだとパサつくので、甘みのあるトマトなどの野菜やミルク、おかゆを組み合わせたり、煮汁にとろみをつけたりして飲み込みやすくするのがポイントです。

ピーマンは単体では食べにくいので、おかゆやかぼちゃに混ぜましょう。ブロッコリースープにとろみをつけたり、豆腐を入れたりしてもいいですね。

献立にスープを足すと、水分補給になるし、赤ちゃんが液体を飲む練習にもなるのでおすすめですよ」
(中村先生)

離乳食初期と比べて、中期は離乳食で摂取する栄養の比重が大きくなります。「主食・主菜(たんぱく質)・副菜(野菜)」が揃っていると理想的ですが、毎食の栄養バランスを完璧にしようとせず、「1週間で帳尻を合わせる」くらいの感覚で大丈夫。

「離乳食は、“大人も一緒に食べられるもの”という前提で作るといいでしょう。味つけをする前に離乳食分を取り分けて、ママパパも一緒にメニューを楽しんでほしいです」(中村先生)

【離乳食中期】市販のベビーフードの使い方

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