子どもの自信が目覚める「クリティカル・シンキング力」 親と子どもの会話で思考力と洞察力がアップする理由

子どもの考える力と伝える力を育む「クリティカル・シンキング」 #3

クリティカル・シンキングを身につけた子どもは、自信を持って自分の意見を伝えられます。  写真:milatas/イメージマート
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クリティカル・シンキングは、自分の頭で主体的に物事を考え、自分で考えたことを慎重に判断してしっかりと他者に伝える力であり、「考える力」「伝える力」の総合的能力です。

この力は対話から育めるスキルのため、家庭でも親子間のコミュニケーションで高めることができますが、そもそも言葉で伝えることが苦手な子や低学年では難しい場合もあります。

長年「考える力・伝える力」を教えている狩野みき先生に、さらにスキルを育む方法と実践中の困った事態を救う対応法を解説いただきます(全3回の3回目)。

◆狩野 みき(かの みき)
「自分で考える力」イニシアティブ、THINK-AID主宰。
聖心女子学院初・中等科に学び、中学高校時代をドイツのブリティッシュ・スクールにて過ごす。慶應義塾大学法学部卒、慶應義塾大学大学院博士課程修了(英文学)。大学や高校をはじめ、小中高生を対象とした塾で「考える力・伝える力」と英語を教えている。2児の母。

【子どもの考える力と伝える力を育む「クリティカル・シンキング」】の連載は、全3回。
第1回を読む。
第2回を読む。

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