大人もハマる 2~4歳におすすめのボードゲーム&カードゲーム5選
ボードゲーム・カードゲーム専門店『すごろくや』丸田康司さん推薦 #1 2~4歳向け5選
2021.08.27
すごろくや代表:丸田 康司
3~4歳向け コミュニケーションが生まれるゲーム
【パカパカお馬】
ルールは、馬を進ませるサイコロと、道具を揃えるためのサイコロがあり、自分の番になったら2つを同時に振ります。その結果を見て、馬を進ませるのか、道具を揃えるのかを選択します。
早く馬を小屋に到着させた人が勝利ですが、そのとき手元に7つの道具が揃っていなければなりません。
すごろくスタイルがベースですが、小さい子どもが大好きな「もの集め」「ピースはめ」という要素が盛り込まれていて夢中になりますよ。
【クマさんとかぞえよう】
森のクマさんになって、カードをめくりながらベリーを集めるゲームです。一番ベリーを集められた人が勝ちになります。
裏向きになったカードをめくると、ベリーを抱えたクマさんが出てきます。そのベリーの数だけ、カゴに入った赤いベリーの玉がもらえ、それを紐に通していきます。
後半のカードでは、書いてある数のベリーを、左右どちらか指示のある隣の人にあげなくてはなりません。ここで「どうぞ」「ありがとう」のやりとりが生まれるゲームなんです。
【ナンテッタ】
イラストの描かれた24枚(48面)のカードから何枚かを取り出して机に並べたところからゲームはスタートします。
すべてのイラストのキャラクターからは、セリフのない吹き出しのみが描かれています。
順番が来た人は、心の中でカードを一枚選び、そのカードのキャラクターが発するセリフをみんなに発表します。みんなは、その言葉をもとに、選んだカードを当て、当たった人がカードがもらえるというゲームです。
最初はなかなか言葉が出ない子どもたちも、大人がリードしてあげることで、徐々に想像力が膨らんでいくはず。言葉を生み出す楽しさだけでなく、相手の感性になって、気持ちを推しはなりながら正解を探り当てる面白みもあります。
最初に5枚のカードを取った人が勝ちですが、勝ち負けを気にしないゲームとして楽しむことも充分可能。終わってから、なぜそのセリフを思いついたの? など、子どもと話してみるのもおすすめですよ。
第2回は5~6歳向けにおすすめのボードゲーム&カードゲームをご紹介します。
取材・文 浅妻千映子
丸田 康司
株式会社すごろくや代表取締役。テレビゲーム開発に携わったのち、2006年に近代ボードゲーム・カードゲームの専門店『すごろくや』を設立。東京の高円寺と神保町の2店舗がある。海外製ボードゲームの国内向けローカライズやイベント運営、自社ゲームの開発、書籍の発行など多岐にわたる活動をしている。 すごろくや https://sugorokuya.jp/ 主な著書 「おうちでボードゲームforママ&キッズ」(スモール出版)など。
株式会社すごろくや代表取締役。テレビゲーム開発に携わったのち、2006年に近代ボードゲーム・カードゲームの専門店『すごろくや』を設立。東京の高円寺と神保町の2店舗がある。海外製ボードゲームの国内向けローカライズやイベント運営、自社ゲームの開発、書籍の発行など多岐にわたる活動をしている。 すごろくや https://sugorokuya.jp/ 主な著書 「おうちでボードゲームforママ&キッズ」(スモール出版)など。