遊び込むほど楽しさ倍増!子どもと遊べるボードゲーム&カードゲーム4選

ボードゲーム・カードゲーム専門店『すごろくや』丸田康司さん推薦 #3 現代ボードゲーム4選

すごろくや代表:丸田 康司

学校に押し寄せてきたゾンビを、参加者全員で撃退していく「ゾンビキッズ」。  画像提供:すごろくや
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国内外の、約600種類のボードゲーム&カードゲームを取り扱う「すごろくや」の丸田康司さんに、おすすめのゲームを教えてもらう本連載。
第3回は、子どもと一緒に楽しめて、遊ぶほどに新しい発見がある、現代のボードゲーム4選をご紹介します。
もちろんすべて子どもも楽しめるものばかり(各ゲームごとに対象年齢が記載してあります)。お気に入りのゲームを探してみてください。

遊び込むほどに楽しくなる現代のボードゲーム

現代になって考案されたゲームの中には、昔からあるゲームを下敷きにしながらルールを進化させていたり、遊ぶごとにルールや、敵の強さが変化するなど、さまざまな工夫が施されているゲームがたくさんあります。

必ずしも勝ち負けを争うのではなく、仲間で協力して相手に立ち向かう「協力型ゲーム」が多いのも、現代のゲームの大きな特徴。ゲーム性が高く、繰り返し遊んでも飽きないものを選びました。

毎回結末が変わる仕掛け絵本

【ドラゴンを探しに】

「ドラゴンをさがしに」2,640円/フランス製/遊ぶ人数:1人専用/対象年齢:4歳~(文字が読めるようになるまでは読み聞かせで)  画像提供:すごろくや

大人気のゲーム絵本。本が横に3分割されています。

文章は全てひらがなとカタカナ。まだひとりで読めなければ読み聞かせながら楽しみましょう。  画像提供:すごろくや

ドラゴンを探しにいくストーリーですが、最初に「戦士」「魔法使い」「忍びネコ」の3種類からキャラクターを選んでから、読み進めます。そのうちに3分割したページの選択を迫られ、そこから自分だけのストーリーが生まれていきます。

宇宙の遭難を助ける「フォボスのほしめぐり」、潜水艇で冒険する「アトランティスのはっけん」など他シリーズもあります。  画像提供:すごろくや

最後のページまでは必ず到達できますが、結末はいろいろ。「こうならないためにはどこで気をつければよかったのか」など、考えながら、何度も繰り返して楽しめますよ。

回を重ねるごとにルールが進化する

【ゾンビキッズ:進化の封印】

「ゾンビキッズ:進化の封印」3,080円/カナダ製/遊ぶ人数:2〜4人/対象年齢:7歳~  画像提供:すごろくや

回を重ねるごとにゲームが進化する、「現代ボードゲーム」の醍醐味を味わえるのが、このゲーム。
サイコロを振るたびに、示された色の部屋にゾンビが出現。それを、ヒーロー(自分のコマ)を移動させながらやっつけていき、学校に押し寄せてきたゾンビを、参加者全員で撃退していきます。

一度に移動できる範囲は限られているので、ゾンビがひとつの部屋に溜まってしまうことも。3体のゾンビが溜まった部屋には入れなくなってしまいます。  画像提供:すごろくや

戦うと同時に、ゾンビが入って来る門を閉じていく。4つの門が全部閉じられればヒーローたちの勝ち。そして勝つたびにシートにシールを貼ることができるのです。

シールが一定の個数になると、ゲームに同梱されている「進化の封筒」を開けることができます。  画像提供:すごろくや

進化の封筒には、ゾンビが凶暴化したり、ヒーローたちが特別な能力を授かったりという、あっと驚く内容が書かれています。これによってまたゲームが進化し、新たなルールでゾンビVSヒーロー達の戦いが繰り広げられるのです。
封筒は全部で13枚。最後までたどり着く頃にはゲームがかなり進化しているはずでしょう。

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