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【子どもの咳】ホームケア新常識「咳止め薬で早く止める」は本当? 薬よりも大事な“つらい咳”の対処法〔医師が解説〕
令和の「子どもホームケア」#5~子どもの咳~
2025.02.11
小児科専門医:森戸 やすみ
長引く咳は風邪ではないことも
咳が続くと、よく「肺炎になるのではないか」「気管支喘息になるのではないか」と心配される親御さんがいますが、肺炎や気管支喘息と風邪ではそもそも原因が違って、風邪が悪化して患うものではありません。
鼻水などの症状がおさまっても咳だけが長引くケースはあるものの、風邪による咳であれば、通常は2~3週間で改善します。2~3週間以上咳が続いたり、夜眠れないほど咳がひどいとき、高熱が続くなどほかに心配な症状があるときは小児科を受診してください。
風邪だと思っていたけれど実は気管支喘息だったケースもありますし、マイコプラズマ肺炎や百日咳も、はじめは風邪の症状によく似ています。
不安な思いから、いろいろな小児科を受診させる親御さんがいますが、「咳の後にこんな症状も出てきた」「この薬では効かなかった、むしろ悪化した」など、経過や薬への反応によっても治療の見立てが変わってきます。できれば同じ小児科に継続して相談するのがよいでしょう。
〔小児科医:森戸やすみ〕
【子どものホームケアの新常識 その5】
咳をしずめるには、鼻水や痰を取り除くのが効果的。こまめに鼻をかみ、うがいをする。
取材・文/星野早百合
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星野 早百合
編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターとして活動。雑誌やWEBメディア、オウンドメディアなどで、ライフスタイル取材や著名人のインタビュー原稿を中心に執筆。 保育園児の娘、夫、シニアの黒パグと暮らす。
編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターとして活動。雑誌やWEBメディア、オウンドメディアなどで、ライフスタイル取材や著名人のインタビュー原稿を中心に執筆。 保育園児の娘、夫、シニアの黒パグと暮らす。
森戸 やすみ
小児科専門医。1971年、東京都出身。一般小児科、新生児集中治療室(NICU)などを経験し、現在は都内のクリニックに勤務。『子育てはだいたいで大丈夫』、共著に『やさしい予防接種BOOK』(共に内外出版)など、医療と育児をつなぐ著書多数。『祖父母手帳』(日本文芸社)の監修も手がける。子どもの心身の健康や、支える家族の問題について幅広く伝える活動を行っている。
小児科専門医。1971年、東京都出身。一般小児科、新生児集中治療室(NICU)などを経験し、現在は都内のクリニックに勤務。『子育てはだいたいで大丈夫』、共著に『やさしい予防接種BOOK』(共に内外出版)など、医療と育児をつなぐ著書多数。『祖父母手帳』(日本文芸社)の監修も手がける。子どもの心身の健康や、支える家族の問題について幅広く伝える活動を行っている。