
「わが子が怪しい…スマホ見てもよい?」と迷う親 小中学生の交際♡の見守り方を専門家が回答
ソーシャルワーカー・鴻巣麻里香さんに聞く「小中学生の恋愛バウンダリー」【2/4】~子どもに伝えるべきこと~
2025.01.16
精神保健福祉士・スクールソーシャルワーカー:鴻巣 麻里香

スクールソーシャルワーカー・鴻巣麻里香さんに聞く「小中学生の恋愛バウンダリー」第2回。小中学生のわが子に付き合っている相手がいることが判明したら親はどうすれば?
話の聞きだし方から、伝えるべきこと、めざすべき関係性、SNS時代のトラブルについて聞いた。
「性教育」がテーマの記事は当サイト「講談社コクリコ」で定めた指針に基づき、専門家・有識者に取材し、掲載しています。詳しくは「性教育」記事:取材・掲載の指針ページをご覧ください。
全4回の2回目
1回目「小中学生の「付き合ってる♡」の実態」はこちら
3回目「子どもに教えたい恋愛の境界線・バウンダリー」はこちら
4回目「子どもを幸せにするために“親がやってはいけない“こととは?」はこちら
●PROFILE鴻巣麻里香(こうのす・まりか)
KAKECOMI代表、精神保健福祉士、スクールソーシャルワーカー。ソーシャルワーカーとして精神科医療機関に勤務し、東日本大震災の被災者・避難者支援を経て、2015年非営利団体KAKECOMIを立ち上げ、こども食堂とシェアハウス(シェルター)を運営。
目次
「彼氏・彼女ができた!」と報告してくれる関係性をつくる
日々中高生の「困りごと」に向き合っている鴻巣麻里香さん。2024年9月にはティーンエイジャーの悩みと解決法を説いた『わたしはわたし。あなたじゃない。10代の心を守る境界線「バウンダリー」』を上梓し、悩める中高生やその親たちから熱い支持を得ています。
バウンダリーとは、「わたしはわたし、あなたはあなた」という心の境界線のこと。バウンダリーを正しく引き直すと、人間関係のトラブルやモヤモヤに対処することができます。
今や、小学生の5人に1人が「つき合っている人がいる」と答える時代。小学生の娘や息子に「彼氏・彼女ができた!」と報告される日も、そう遠くないかもしれません。そんなとき、親はどのように対処すればいいのでしょうか。