インスタグラマー・slow.life.worksのゆう子さんは、山あいの三角屋根の小さな家で家族4人、保護猫2匹と暮らしています。
のんびりした田舎暮らしの様子をInstagramに投稿していますが、工夫いっぱいのおうち時間の過ごし方が特に大人気。
季節ごとの“おうちイベント”に登場する子どもたちはいつも笑顔いっぱい!
そこで、家族が笑顔いっぱいで喜んでくれる、子どもの記憶に残る行事の楽しみ方のアイデアをゆう子さんに紹介してもらいます。
お正月、節分、ひな祭り……など、毎月1回、全12回の連載です。
第1回目はお正月の楽しみ方。これからでも十分間に合いますので、ぜひ過ごし方のヒントにしてみてください。
子ども用の杵で餅つき
餅つき、お正月ムードを盛り上げるにはこれ以上のイベントはありません。
「『お餅つき、やってみたい!』と保育園児だった息子が言い出したのですが、重くて杵(きね)が持てません。それで、何でも作ってくれるお義父さんが子ども用の杵を作ってくれたんです」
おじいちゃんに子ども用の杵を作ってもらった子どもたちは「楽しい~! おもしろ~い!」と大喜びでお餅をつくことができました。
「つきたてのお餅はとても熱いのですが、くるくると夢中になって丸めます。2人ともお餅が大好きなので、つきたてを食べられるのもうれしいんでしょう。『今年はあんこを包んで大福にしてみる?』って提案してみようと思っています」
杵と臼(うす)でつく前は、餅つき機でお正月用のお餅を作っていたそうだ。
「機械でもぜんぜんいいと思いますよ。『お米からお餅になるんだ!』って子どもにとっては大発見ですから」
自分の作ったお餅が入ったお雑煮でお正月のお祝いをすれば、きっと1年幸せな気持ちで過ごせそうです。
おせちは隣に住むおじいちゃん、おばあちゃんの家で
「元旦は隣に住むおじいちゃん、おばあちゃんの家に行き、まず年賀状をチェックして、お雑煮をいただきます。子どもたちはお年玉もしっかりもらっていますよ」
料理も得意なゆう子さんですが、お正月はお義母さんのおせちをいただくそう。お雑煮はえびやあなご、かまぼこ、根菜などが入った具だくさんの豪華版。
「子どもたちは、えびやぶりの照り焼きが大好きで、たくさんいただいた後は、家の前の土手で凧揚げをするんです」
ホームセンターで買った連凧で新年の凧揚げ
「『連凧は手作りですか?』ってコメントをいただくこともあるんですが、近くのホームセンターで買ってきたものです。『風になったみたいで楽しい~』と子どもたちは夢中で揚げています」
「凧揚げができる場所がないから……」とあきらめないで、新年一発目は、親子で凧揚げにチャレンジ! もいいかもしれませんね。
1月2日に書き初めをすると上達する
お正月と言えば、「書き初め」ですが、ゆう子さん家も書き初め大会になります。
「1月2日に書き初めをすると上達すると言われているみたいですよ。宿題でも出ますが、息子が習字を習っているので、書き初めをするようになりました。私も一緒に書きます」
お母さんも参加すると子どもたちもうれしいようです。「どっちが上手に書けた?」と子ども同士で張り合うことになる場合も。
「そういう時は、こっちは力強く書けてる、こっちはていねいに書けてる、と2人ともほめるようにしています」
部屋の掃除もゲーム感覚で楽しむ
「お正月とは関係ないのですが、子ども部屋が散らかっているので、『掃除しなさい!』と怒ったところ、『イヤだ~』と言うので、“部屋の掃除対決”をしようということになったんです。勝った方には家にあるアイスクリームの中で好きなものを選んでいいということにしました」
ストップウォッチで15分計って、「よーいドン!」でスタート。お父ちゃんが勝敗を決めるそうだが、やさしいお兄ちゃんの計らいで、妹に勝ちを譲ることも。そういう時は、後でこっそり「お兄ちゃんもキレイに片づいてたで」としっかりほめてあげるそうです。
「掃除もゲーム感覚でやっています。日曜日の恒例行事になっていて、この対決のお陰でだんだん家もきれいになっていくので、すごくおすすめですよ」
年末に向けて、家族で掃除対決、やってみてもおもしろそうですね。
七草がゆは子どもも大好き
ゆう子さん家は、子どもたちが小さい頃からおままごと感覚で料理をさせていたこともあって、特にお兄ちゃんは「将来、コックさんになりたい」と言うほどの料理好き。
「1月7日の七草がゆは息子が作ってくれます。七草を切って煮るだけなので、比較的簡単ですしね。田舎でも七草を摘むとなると意外に大変なので、スーパーで買ってきたものですよ。子どももお正月で胃が疲れるのか、『おいしい!』と言って喜んで食べますね」
季節の行事を大切にしていきたいというゆう子さん。子どもたちと一緒になって、頑張り過ぎないのが楽しむコツのようです。
slow.life.works・敏森裕子(としもり ゆうこ)
1981年生まれ。兵庫県在住。夫、息子、娘+保護猫2匹と暮らす。
夫の実家の隣に、三角屋根の小さいお家を建て、古民家カフェ風のインテリアづくりを楽しんでいる。
インテリア、雑貨はもちろん、おうちごはんやほのぼのとした田舎暮らしの様子をInstagramに投稿し、人気を呼びフォロワー数は約11万人。手づくりの家具、雑貨は義父が製作し、カフェやイベントなどで販売している。著書に『ゆうこさんちの手づくり暮らし 三角屋根の小さなおうちでのんびり過ごす家族時間』(オーバーラップ)がある。
◎インスタグラム slow.life.works
写真:敏森裕子
時政 美由紀
1965年兵庫県生まれ。立命館大学産業社会学部卒業後、出版社勤務を経て、2010年、編集・出版企画 ㈱マッチボックスを設立。出版社時代から現在に至るまで企画・編集した書籍・ムックは300冊以上。女性のライフスタイル全般、料理、子育てなどの実用書を中心に活動。2018~2021年、茨城新聞「論壇」にて連載。自著に『50歳から結婚してみませんか?』(朝日新聞出版)。
1965年兵庫県生まれ。立命館大学産業社会学部卒業後、出版社勤務を経て、2010年、編集・出版企画 ㈱マッチボックスを設立。出版社時代から現在に至るまで企画・編集した書籍・ムックは300冊以上。女性のライフスタイル全般、料理、子育てなどの実用書を中心に活動。2018~2021年、茨城新聞「論壇」にて連載。自著に『50歳から結婚してみませんか?』(朝日新聞出版)。
敏森 裕子
1981年生まれ。兵庫県在住。夫、息子、娘+保護猫2匹と暮らす。 夫の実家の隣に、三角屋根の小さいお家を建て、古民家カフェ風のインテリアづくりを楽しんでいる。 インテリア、雑貨はもちろん、おうちごはんやほのぼのとした田舎暮らしの様子をInstagramに投稿し、人気を呼びフォロワー数は約19万人。手づくりの家具、雑貨は義父が製作し、カフェやイベントなどで販売している。著書に『ゆうこさんちの手づくり暮らし 三角屋根の小さなおうちでのんびり過ごす家族時間』(オーバーラップ)がある。 ◎インスタグラム slow.life.works
1981年生まれ。兵庫県在住。夫、息子、娘+保護猫2匹と暮らす。 夫の実家の隣に、三角屋根の小さいお家を建て、古民家カフェ風のインテリアづくりを楽しんでいる。 インテリア、雑貨はもちろん、おうちごはんやほのぼのとした田舎暮らしの様子をInstagramに投稿し、人気を呼びフォロワー数は約19万人。手づくりの家具、雑貨は義父が製作し、カフェやイベントなどで販売している。著書に『ゆうこさんちの手づくり暮らし 三角屋根の小さなおうちでのんびり過ごす家族時間』(オーバーラップ)がある。 ◎インスタグラム slow.life.works