
子どもの成長「乳幼児期〜学童期〜思春期」に合わせた部屋割り大公開 2LDKに5人家族でも「パーソナルスペース」ができる〔一級建築士が伝授〕
「家が狭い!」ファミリーを救う“間取り改造”計画【3/3】~部屋作りの実践~
2025.05.16
一級建築士、模様替えアドバイザー:しかま のりこ
●【実例①A家 2LDKに夫婦+子ども3人の5人家族】の場合
2LDK(リビングダイニング 12.3畳+洋室A 4.3畳+洋室B 5.7畳)に、夫婦と子ども3人の計5人で暮らすA家の間取りを改善したケースです。子どもの成長に合わせて部屋割りを3段階で変えていきます。
[1]乳幼児期
乳幼児のころは、リビングの一部を子ども3人のスペースとし、残りの2部屋は洋室A(4.3畳)を物置に、洋室B(5.7畳)を家族5人の寝室として活用します。

[2]学童期
小学校に進学したら、学用品などはリビングに置いてリビング学習を。そして洋室B(5.7畳)を3人の子の寝室に、もう一部屋の洋室A(4.3畳)を両親の寝室としました。

[3]思春期
思春期になったら、3人の子どもに1人ずつパーソナルスペースを与えます。ここから部屋割りを工夫します。
「まずは、リビング内に6畳ほどのスペースを作ります。さらに3畳ずつに分け、真ん中と下の子どもの2人の部屋(C、D)にします。それぞれに机とベッドが一体化したロフトベッドを用意し、ロフトベッドの間は、突っ張りパーテーションで区切る。これで子ども2人のパーソナルスペースができます。
一番上の子には、洋室A(4.3畳)を与えます。そして両親の寝室は、洋室B(5.7畳)にします」

