
美村里江が自身のぬいぐるみを「保護者」だと思う理由とは 1万8000体を治したぬいぐるみ病院が「神ケア術」を公開!
写真集『ずっと、だいすき。ぬいぐるみ専門病院から帰ってきた家族たち』第7回
2025.05.30
ライター:山口 真央

元気なときも、しょんぼりしたときも、ずっとそばで見守ってくれるぬいぐるみ。持ち主さんにたくさん愛情をかけられたぶん、残念ながら、体はボロボロになってしまいます。
そんなときに頼りたいのが「杜の都なつみクリニック」。ぬいぐるみの生地や中綿を交換したり、お風呂に入れて綺麗にしたりしてくれる「ぬいぐるみ専門の病院」です。
この記事では「杜の都なつみクリニック」の院長である箱崎なつみさんと、俳優の美村里江さんが対談。
美村さんが大切にしているぬいぐるみとの、意外な関係とは? さらに、自宅で簡単にできるぬいぐるみケアの方法を、箱崎さんに伺いました。
ぬいぐるみ専門病院「杜の都なつみクリニック」がはじめての写真集『ずっと、だいすき。ぬいぐるみ専門病院からかえってきた家族たち』を出版します。
愛おしい40のぬいぐるみの治療前後を撮影。治療後のふわふわなぬいぐるみに誰もが癒やされます!

ぬいぐるみは私にとって「保護者」のような存在です

箱崎 最初に、カエルくんたちのお名前を聞かせていただけますか。
美村 目の瞳孔が小さいほうが「つちガエルくん」(写真左)、大きいほうが「キャエルくん」(写真右)です。
箱崎 おふたりはどんな性格ですか。
美村 2人とも、私より年上のように感じています。つちガエルくんは、はっきりと意見を持っているタイプ。キャエルくんは、寡黙だけど陽気な性格です。
箱崎 見た目はそっくりですが、個性的なふたりですね。美村さんにとって、ぬいぐるみとはどんな存在ですか。
美村 私が役者になれた理由のひとつに、ぬいぐるみ遊びの影響があったと思います。ぬいぐるみの声色や動き方を考えて遊ぶことが、幼いころから大好きだったんです。
特につちガエルくんには、私が上京してから役者として過ごす時間を見守ってくれました。段ボール2つを抱えて上京したとき、唯一連れてきたのが、この子なんです。いわば私の、保護者のような存在です。