小学生のドリルやプリント、テストには謎の珍回答がいっぱい。
よくよく見てみると大人には想像がつかない珍回答ばかりで笑えてしまう、なんて保護者も多いはず。
そこで、子どもたちの一生懸命が伝わる珍回答を集めてみました。
第3回は、小学1年生の国語の授業で多出するお話『おおきなかぶ』からの珍回答。
『おおきなかぶ』は、みんなで力を合わせてとても大きいかぶを抜くロシア民話ですが、子どもならではの視点で切り取られた世界観をお楽しみください。
※コクリコでは珍回答を大募集しています。ぜひご応募ください。応募方法は記事最後に記載しています。
それぞれの気持ちになりきって……
小さなころから絵本が大好きだという、リ画伯さん(仮名・小1女児)。『おおきなかぶ』の登場人物がそれぞれどんな気持ちだったのかを考える国語プリントにて、きめ細やかな回答!
無事にかぶが抜けたことに対して、登場人物の気持ちを考えてみようという問い。「こんやはごちそうね」と喜ぶおばあさん。一方、「どんなかぶ料理かな」と、楽しみにする孫。
そして、ねずみ、猫、犬、それぞれの語尾に「ちゅう」「にゃん」「わん」と使い分けているのがなんともかわいいポイント。
犬においては「きょうはほんとうにつかれたわん」との回答。いぬは、おじいさん、おばあさん、孫に続いて、序盤から「うんとこしょ どっこいしょ」に参戦していたので、そりゃおつかれですよね。
「誰一人として同じ気持ちではなく、それぞれ“らしい”セリフが考えられていて、夫婦で思わず感心してしまいました。今後の文才に期待してしまいます!」(母のひゃんさん)
おじいさん元気すぎだろ!
回答する子どもによって登場人物のテンションがガラリと変わってくるのが、おもしろい珍回答。
甥っ子であるH・M(小1男児)くんの珍回答を紹介してくれたのは、伯母のmaki_maki_jpさん。
「ある日、家族のグループLINEで回ってきた甥っ子の珍回答。私は1人で電車に乗っていたのですが、思わずふき出してしまいました」(maki_maki_jpさん)
おじいさんはおおきなかぶを見て何と言ったか考えましょう、という問題に対して
「わお! すげー! えっ! まじ! でっかいなー! すご! まじすげー! すごすぎだろ!」
と大興奮の珍回答。対して、先生からの「わかいね」という冷静な一言もジワリときます。
「甥っ子ママは『先が思いやられる~』なんて言っていましたが、ばぁばもうちの家族も大笑いで大好評! このままのびのび育っていってほしいです」(maki_maki_jpさん)
美味しそうな◯◯◯◯◯に変身!?
国語の授業やテストでは、登場人物の気持ちになって考えてみよう、というもの以外に「これって結局どうなった?」という、物語の流れや結末を問う問題も。
国語のテストによくある「きちんと読めているかな? 文章の中に答えが書いているから、よく読んでみて!」の、もっともシンプルなパターンです。
おおきなかぶにおいては、その“オチ”を問う問題が多出します。
「みんなでひっぱったら、かぶは、どうなりましたか?」という、物語のオチを問う問題に対して、Hさん(小1男児)は「かぶごはん」と、回答。
Hさんのママは、「想像力が働きすぎていて笑いました」とのこと。きっとたくさんの“かぶごはん”ができて、抜いたみんなでおいしく食べたのでしょうね。
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次回は、「なぜか普通に読めてしまう、ユニーク創作漢字編」です!
珍回答大募集中! 応募方法
コクリコでは思わず笑ってしまう、子どもの珍回答を募集しています。我こそは、という方は、下記の応募フォームから、珍回答の画像を添付のうえ、以下を記してお送りください。
採用された方には講談社コクリコオリジナル図書カード1,000円を贈呈します。採用のお知らせは掲載をもって代えさせていただきます。
●講談社コクリコCLUB会員の方
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みなさまのご応募、お待ちしております!
遠藤 るりこ
ライター/編集者。東京都世田谷区在住、三兄弟の母。子育てメディアにて、妊娠・出産・子育て・子どもを取り巻く社会問題についての取材・執筆を行っている。歌人・河野裕子さんの「しつかりと 飯を食はせて 陽にあてし ふとんにくるみて寝かす仕合せ」という一首が、子育てのモットー。 https://lit.link/ruricoe
ライター/編集者。東京都世田谷区在住、三兄弟の母。子育てメディアにて、妊娠・出産・子育て・子どもを取り巻く社会問題についての取材・執筆を行っている。歌人・河野裕子さんの「しつかりと 飯を食はせて 陽にあてし ふとんにくるみて寝かす仕合せ」という一首が、子育てのモットー。 https://lit.link/ruricoe