
6歳の愛娘を失った父が作った“こどもホスピス” 重い病と生きる子の「第二のおうち」とは
「こどもホスピス」#2 ~「うみとそらのおうち」(横浜市)ができるまで~
2025.03.01
フリーライター:浜田 奈美

国内2例目となる「コミュニティ型」のこどもホスピスは、2021年11月に横浜市金沢区に誕生しました。プロジェクトの中心となったのは、次女を小児がんで亡くした元会社役員、田川尚登(ひさと)さんでした。
医療従事者でも福祉事業主でもなかった田川さんが、コミュニティ型こどもホスピス(※)「うみとそらのおうち」(通称うみそら)を開設できたのは、次女への思いと、さまざまな好条件が重なった経緯があります。うみそら誕生までの物語を、ご紹介します。
※コミュニティ型こどもホスピス=重い病気や障害とともに生きる子どもとその家族が、自分らしく過ごすことを目的にした医療機関ではない施設
〔「こどもホスピス」 ほかの回も読む〕
➡成り立ちと施設「こどもホスピス」①
➡小児がんの子が5歳で結婚式をした「こどもホスピス」③
➡きょうだい児も遺族もケアする「こどもホスピス」④
➡有志たちが「こどもホスピス」を作る!⑤