半数のママが、一度でも「母親になって後悔」したことがある
まず子育て中のママに「母親になったことを一度でも後悔したことがありますか?」という質問をしたところ、198名中93名のママが「一度もない」と回答しました。
その一方、49名のママが「ある」、54名のママが「一度くらいならある」と回答しており、約半数のママが、一度でも母親になったことを後悔したことがあることがわかりました。
私はいいママじゃない
さらに「自分はいいママだと思いますか?」という質問をしたところ、もっとも多かったのが「どちらともいえない」で36%でした。「そう思う」「ややそう思う」とポジティブな回答をしたのはたった19%。
「まったく思わない」「あまり思わない」とネガティブな回答をしたのが約45%という結果でした。約8割のママが「自分はいいママだ」と自信を持って答えられないという状況が見えました。
「母親になったことを後悔した」エピソードのアンケートでも、次のような回答が寄せられています。
・子どもの母親がわたしじゃなかったほうがもっとのびのびできたのかな、と思う。
・子どもに小さいころから受験ばかりさせてしまい、良い母親ではなかったので。
自分が母親であることが、子どもにとっていい影響を及ぼしていないと思っているようです。
・子どもは思うようにはならない。忙しさに追われイライラしてしまうことが多々あり向いてないなと思う。
・子どもに怒ってしまうとき。たいていは私の思う回答や行動ではないからイラッとしてしまい、子どもを一人の人として見れていないなと感じます。
子どもを思いどおりにしようとせず尊重できるママを「いいママ」の理想像として掲げ、現実の自分と比較して落ち込んでしまっているように見えます。
・自分に余裕がなくて子どもを感情的に怒ってしまったとき。本当は肝っ玉母さんになりたかったので、お母さんになったことを後悔というより、子どもに対して私がお母さんでごめんと思った。
このママのように、「母親になったことそのものを後悔」というよりも、「私がお母さんで申し訳ない」という意見も多く見られました。理想と現実のはざまで苦しむママの姿が浮かびあがってきました。