コロナ禍の新学年「友だちの家との行き来」どうしてる? ママたちの本音

実態を調査! コロナ禍ならではのエピソードも

コクリコラボ

小学生になると、子どもだけで家を行き来する機会が出てくる子もいるでしょう。

今回のコクリコラボでは、「友達の家に遊びに行く/友達が家に遊びにくる」ことについて、ママたちにアンケートを実施。モヤモヤエピソードやその解決策について、たくさんの声を聞くことができました。

「新学期の壁」についてのアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2022年2月15日〜2022年2月24日
インターネット上で実施。有効回答数は108件
※アンケート回答の原文をそのまま記載しています(一部抜粋・明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

「モヤモヤしたことがある」は4割! 「行き来しない」が意外と多い

「新学期の壁」についてのアンケート
すべての画像を見る(全2枚)

「子どもが友達同士で家を行き来することにモヤモヤしたことはありますか?」という問いに対して、「ある」と回答したママは全体の39.6%にあたる21人。「ない」と回答したママは17人(32.1%)、「行き来しない」と回答したのは15人(28.3%)と、すべての回答群で大差ないという結果になりました。

筆者は「ある派」が意外と少ないと感じましたが、みなさんはいかがですか?

モヤモヤしたことが「ない」と回答したママからは、

・家の行き来をするのは、親同士でコミュニケーションを取れる仲の良い友達に限定しているのであまりモヤモヤはありません。

・モヤモヤして思ったことが言えないほどの関係のときには、家を行き来せず外で会います。価値観が似てるとわかり、お互い思ったことを言い合える関係になってから家に招くのでモヤモヤしません。


と、「行き来する基準を決めているからモヤモヤしない」という意見が挙がりました。

「行き来しない」理由としては、

・子どもが多い住宅地ですが、子どもだけで家の行き来をする風潮がもともとありません。公園か、敷地内でも庭やウッドデッキまでという暗黙のルールがあります。

・コロナ禍で自宅での行き来を控えてから、公園集合・公園解散にしている。


など、「エリアの風潮」「コロナ禍」を理由に挙げているママが目立ったのが印象的です。

ママたちはこう対応している! モヤモヤエピソードと解決策

モヤモヤしたことが「ある」と回答してくれたママたちに、「モヤモヤしたエピソード」と「その解決策」を教えてもらいました。

遊びに来る/行くばかり……

<行き来のバランスについてのモヤモヤエピソード>

こちらに遊びに来るばかりで、相手のお家には呼んでいただけないことや、相手の親御さんは家に来てることも知らないのではと思うことも多くもやっとします。

<こう対応した!>

親御さんと会う機会が少ない上に、あまりこみ入ったことを話さないので解決はしていないです。


行き来の回数にかたよりがある、自分の家ばかりにくる……というモヤモヤエピソードです。逆に、「自身が働いているため呼べず、友達の家に遊びに行くばかり」というエピソードを寄せてくれたママも。

なお、同じようなモヤモヤエピソードを挙げてくれたママたち全員が、「解決していない」と回答していたのが印象的でした。行き来についての悩みの中でも、特に解決しにくいデリケートな問題なのだと思います。

子どものマナーが悪くてモヤモヤ

<マナーにまつわるモヤモヤエピソード>

冷蔵庫やキッチン棚を無断で開けたり、寝室に入ろうとしたりするお友達に驚いてしまいました。

<こう対応した!>

積極的に声がけ。でも女子相手だと気を遣います……。


遊びにきた友達が冷蔵庫を勝手に開けた! よく聞く「あるあるエピソード」の一つですよね。家族のプライベートスペースにどんどん入っていってしまう子にも困ります。

こちらのママは積極的に声がけをしていると教えてくれましたが、スッキリとはいかないモヤモヤ感が文面から読み取れる気がします……。

手土産をどうすべきか迷う

<手土産にまつわるモヤモヤエピソード>

手土産を持たせるかどうかも悩みます。気を遣わせない程度がはじめはわからなかったです。

<こう対応した!>

手土産はお友達からいただく手土産と同等にすること


頻繁に行き来する仲であっても、意外と悩む手土産。こちらのママは、友達と同等のものを持たせる、と決めて対応していると教えてくれました。一回暗黙のルールができてしまえば、その後はスムーズかもしれませんね。

スッキリ解決できていないママが多い!

ママたちからの回答を読んでいて気づいたのが、「スッキリ解決できた!」と納得しているママはほとんどいない、ということ。

友達本人だけでなく、その親御さんも関わる問題であるぶん、一筋縄ではいかない問題なのかもしれません。

今回の結果から、「相手の親御さんと話し合えればベストだが、なかなか難しい。」がママたちの本音であり、「できる範囲での対応・対策をしたら、あとは割り切る。」が、現実的な落としどころなのかなと感じました。

また、割り切れない場合は、行き来自体を控えてみるのも一つの手かもしれない、という気づきも得ました。

この記事の画像をもっと見る(全2枚)

コクリコラボ

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​