自己肯定感の低い子どもは「どうせできない」が口ぐせ… 「自己肯定感を高める」パパママの子育てを大公開

「我が子の自己肯定感」をアップさせるための心掛けとは

「我が子の自己肯定感が低い」と感じる場面

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「我が子の自己肯定感が低い」と感じたことがあるパパママたちに、実際のエピソードを聞いてみました。

・どうせぼくにはできないと言って辞めてしまう姿。

・「どうせできないから」という発言が多く、最初からチャレンジしようとしないことが多い。


「どうせぼく(わたし)は○○」「できない」は、自己肯定感の低さを示す共通のキーワードのひとつかもしれません。たくさんのパパママから、同様の回答が集まりました。

・○○は下手、○○ができない。と最初から諦めるとき。

・失敗するのがこわいと泣かれたとき。


なにかに挑戦・取り組む前に諦める、失敗を恐れるといった言動に、自己肯定感の低さを感じるパパママも多いよう。

子どもの諦めた言動に自己肯定感の低さを感じ取るパパママの声が多く聞かれました。  写真:years/イメージマート

・失敗をとても恐れたり、周りの目を気にして、自分に自信が持てず、チャレンジできないところがあります。

・サッカーの練習でチームメイトに「へたくそ」と言われた際、その日の終わりに「オレはよいプレーできひんかった……。へたくそらしい」と言っていたときです。

周りの目を気にして行動を起こせない、他人からの評価を気にしすぎる我が子に自己肯定感の低さを感じるという回答も集まりました。

・中学時代、友人と比べてできていないことがあると嘆いていることがあったので、少し自己肯定感が低いのかなと感じました。

・人に対して気を遣いすぎるところがあり、目上の人に謙遜、遠慮している姿を見たときに自己肯定感が低いと感じた。

自分と周囲を比較したり、他人に気を使いすぎたりするのが気になるというパパママも。謙遜・遠慮しすぎる、へりくだるといった態度を見て、「我が子は自己肯定感が低いのでは」と不安になるんですね。

文化的背景を理由にあげるパパママが多数

前回記事をお読みいただいた方はお気づきかもしれませんが、パパママが我が子の自己肯定感を低いと感じる理由のほとんどが高いと感じる理由の逆で、諦め、謙遜、遠慮などの共通点が見られました。

子どもたちの自己肯定感の低さには共通点があるのでしょうか。

こども家庭庁「令和6年版こども白書」には、日本の子どもの自己肯定感は他国に比べて低い傾向にあると書かれています。

「なぜこんな結果になったと思うか」とパパママに聞いてみたところ、

・謙遜する日本文化。

・日本人のよさでもある謙虚さ。紙一重なのかな……とも思う。

・国民性。みんなと同じがよいという風潮。

・文化的背景が大きいのかなと思いました。自分勝手な言動は控え、協調性を大事にしている日本人と、欧米のような自己主張しないと生きていけない社会とでは大きく違うのかなと思います。


このように、文化的背景を理由のひとつとする回答がたくさん集まりました。我が子の自己肯定感の低さがもし国民性によるものであるなら、なおさら親としては子どもの自己肯定感の芽を摘むことなく、大切に育ててあげたいものですね。

「我が子の自己肯定感」の高める心がけ

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