夏休みのママのつらいこと第1位「食事づくり」をラクにする裏技を一挙大公開

炊飯器の活用、セルフサービススタイル、麺類のアレンジなどを現役ママたちがシェア

写真:アフロ

前回、前々回のコクリコラボでは、未就学児のママたちと小学生以上の子どものママたちに聞いた「夏休みでつらいこと」のアンケート結果をランキング形式でご紹介しました。

その両方で「つらいことトップ3」にランクインしたのが「食事の準備」。特に小学生以上の子どものママ向けのアンケートでは、ダントツの1位という結果でした。

ママたちにとって夏休みの悩みのタネであることが判明した「食事の準備」、みんなどうやって乗り切っているのでしょう? ママたちにアンケートを実施しました。

コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に 2024年6月5日~6月18日インターネット上で実施。有効回答数は109件。
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります(明らかな誤字等は修正のうえ記載)。

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

ママたちとっておきの「食事の準備をラクにする方法・アイデア」集

それではさっそく、ママたちから集まった食事の準備をラクにする方法やアイデアをご紹介します。おすすめの料理サイトや料理家、便利なアプリ、簡単で子どもウケするメニューなど、たくさんの回答が集まりました。

人気のレシピサイト・アプリ・料理家

・クラシルやナディアをよく見ています。

・白ごはん.comのレシピはハズレがなく美味しいです。


参考にしているレシピサイトを教えてくれたママがたくさんいました。クックパッドを挙げてくれたママも。

・【me:new】というアプリが使い勝手がよくてお気に入りです。子どもの人数、年齢などを最初に登録しておくと、献立を作成したときに必要な材料の量を自動で計算して出してくれるのでとても便利です。また、買いものリストも自動で作成してくれて、リストが売り場ごとにまとまっているのも地味に嬉しいポイントです。

アプリを活用しているママもたくさんいました。こちらのママは、AI献立アプリのme:new(ミーニュー)が便利だと教えてくれました。

・TikTokで「食材名 レシピ」で検索して食事を考えることが増えました。

・インスタで「#時短料理」「#晩御飯」などと検索する。


アプリはアプリでも、TikTokやInstagramといったSNSを活用しているママも。検索の仕方が参考になりますね。

・山本ゆりさんのInstagramやレシピ本は、レシピだけでなく、文章が面白くて大好きです! ママの本音が出てて、楽したい気持ちを肯定してくれるので大ファンです。

何人ものママが名前を挙げてくれたのが山本ゆりさん。ゆりさん自身も2児のママで、ママたちのたいへんさに寄り添うお手軽レシピをたくさん考案されています。SNSだけでなく、料理本もとても人気があるのだそうです。

参考:山本ゆりさん公式ブログ「含み笑いのカフェごはん『Syunkon』」

料理がラクになるアイデア・方法

・炊飯器レシピを活用してます。一度に3品できるのがすごい! 一升炊きの炊飯器に買い換えようか検討中です。

・炊飯器で米を炊きつつ数品つくるレシピはおすすめです。


炊飯器で一度に数品つくってしまう方法を教えてくれたママたちからの回答です。洗いものが減るのも嬉しいですね! 「ヘルシオ ホットクック」を活用しているママも複数名いました。

・朝のうちに、昼の弁当をつくる。イベント感もでるし、自分の体力も持つ。焼きうどんを弁当箱につめるだけで子どもがにこにこする気がします。

・お弁当に好きな冷凍食品のおかずを、詰めてもらってつくってもらっちゃおう作戦。


マンネリ化しがちな毎日に非日常感を出すために、お弁当箱をふだんづかいしているというママも。子どもにおかずを詰めてもらえば、よい経験にもなりますね。

・おにぎりパーティ、クレープパーティ、たこ焼きパーティなどパーティと称し、子どもと一緒につくりながら楽しむ。

・ごはんを楽にしたいときは手巻き寿司にします。寿司桶を買ってからはそれだけで華やかになったので罪悪感もありません!


非日常感を演出する別の手段として、「○○パーティー」を開催するというママも。食事をつくる過程を子どもと一緒に楽しめる、よいアイデアですよね。

座談会では、料理を子どもと一緒に楽しんでいるというママの話を聞くことができました。

「夕食づくりに子どもたちを巻き込んでいます。たとえば『レベル1・ピーマンを切る』といった具合にゲームっぽく仕立てて、遊びがてら子どもたちに手伝ってもらっています」

このように、ゲーム感覚で取り組めるようにママが声かけの内容を工夫しているそう。「手伝いなさい」では子どもからの反発にあいそうですが、これなら子どもも楽しめそうです。

・メニューのルーティン化、ひとつの料理を大量につくり、何日間かかけて食べる。

毎日のメニューを考えるのも立派な家事。あらかじめルーティン化したり、メニュー数を少なくしたりして、負担を軽くしているそうです。

・潔くチルド食品や冷凍食品を多用する。食事の負担や準備が進まなくてイライラしてしまうので、もうそこは子どもと機嫌よく過ごすことを最優先するために我が家はそうしてます。

惣菜や冷凍食品を使うことに罪悪感を覚えるママはたくさんいると思いますが、「夏休み中は仕方ない」と割り切ってしまうのもひとつの手かもしれません。

3年前のコクリコラボの記事『約8割のママが「負担」と回答 夏休みのごはん事情を徹底調査!』では、食卓に出す際にひと手間・ひと工夫加えることで罪悪感を軽減させているという回答がありました。

参考:約8割のママが「負担」と回答 夏休みのごはん事情を徹底調査!

座談会では、セルフサービススタイルにすることでママの負担を減らす工夫をしているというママの話を聞けました。

「机の上にバナナ、ミニトマト、シリアル、パック飲料などを寝る前に準備しておいて、朝はホテルのビュッフェのようなスタイルで子どもに勝手に食べてもらっています。切るのが面倒なので(笑)、切らなくてよいものを選んでいます」

このママは、子どもが3歳くらいのときから朝ごはんをセルフサービススタイルにしているのだそう。このアイデアには、目からウロコというママもいるのでは? 切るのが面倒というコメントに、思わずうなずいてしまいました。

「こまめに水分補給してほしいので、家にいても水筒を用意しておいて、好きなときに飲んでもらうようにしています。いちいちコップに飲みものを注いで渡したり、ひっくり返したりすることがないので、このような『どうぞご自由に』スタイルにしています」

こちらのママは、家でも水筒を準備して、飲みものをセルフサービススタイルにしているのだと教えてくれました。たしかに、子どもに飲みものを準備するちょっとした労力も、積み重なると結構なものですよね。

夏休みにおすすめのメニュー

ここからは、ママたちが教えてくれた「夏休みにおすすめのメニュー」を一挙に公開します。ぜひ参考にしてみてください。

・具だくさんの味噌汁や炊き込みごはんをつくってメインをなくす。

・野菜たっぷりのスープを大量生産して、あとはおにぎりorパンで。

・のっけ丼(勝手に命名)。兄弟で食の好みが違うし偏食の子もいるので、残りもののおかずでも、しらすとか、納豆とか並べて、各自好きなものをなんでもいいからのせて食べる。

・そうめんは強い味方でした。トッピングする具材を変えたり、つゆじゃなくてドレッシングであえてみたりしてました。

・シーチキンを使った麺つゆとおそうめん。お野菜はきゅうりやトマトを切ったもので簡単に食べてもらいます。

・冷凍うどんのアレンジ! サラダうどんや肉味噌うどんにして、野菜やタンパク質も取ってもらっています。

・暑いので、喉越しがよい麺が増えます。子どもたちに人気の簡単飯はお好み焼きご飯! ご飯に揚げ玉、お好み焼きソース、鰹節、青のり、マヨネーズ! 困ったときはこれです!

・餃子の皮にマヨネーズを塗り、コーンやしらす、ねぎなどの余った食材を乗せてチーズをちりばめ、トースターで焼くとピザ風のおかずができあがります。小さい子と一緒に作れるので楽でした。(座談会参加のママ)

参考:座談会に参加したママが教えてくれたピザ風おかずのレシピ
※注意:クリックするとすぐに音声が流れます。

まずはなにかひとつ、実際に取り入れてみるのがおすすめ

ママたちから集まった、食事づくりをラクにするアイデアや方法をご紹介しました。今日から使える実践的なものばかりを集めましたので、ピンとくるものが見つかったらぜひ、すぐに生活に取り入れてみてください。

毎日頑張るママたちの食事づくりが、少しでもラクになりますように。次回は、食事関係以外の「夏休みをラクにするライフハック」の数々をご紹介します。

コクリコラボ

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​