「夏休みにつらいこと」トップ3 「小学生以上の子ども」がいるママに聞いてみた!

「勉強・宿題をみること」「ゲームの管理」は子どもが成長したからこその「つらい」

写真:アフロ
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子どもたちにとっては待ちに待った、しかし世のママたちにとっては長い長い「夏休み」。そろそろ折り返し地点で、疲れもたまってきた時期ではないでしょうか。前回記事では、未就学児の育児中(もしくは未就学児の育児をしたことがある)ママたちに聞いた、夏休みでつらいことランキングトップ3を発表しました。

今回は、小学生以上の子どもを持つママたちに同じ質問をぶつけてみました。その結果をご報告します。

コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に 2024年6月5日~6月18日インターネット上で実施。有効回答数は109件。
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります(明らかな誤字等は修正のうえ記載)。

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

1位は食事の準備! 小学生以上の子どものママの「夏休みでつらいこと」

コクリコラボアンケート

小学生以上の子どもを待つママに聞いた「子どものいる夏休みでつらいこと」の第1位は「食事の準備をすること」。未就学児のママたちへのアンケートでは第3位でしたが、今回はダントツの1位になりました。

つづく2位は「勉強や宿題をみなければいけないこと」、僅差での3位が「遊ぶ内容や場所を確保すること」でした。ママたちから集まった、それぞれの理由を見てみましょう。

「食事の準備がつらい」ママたちのコメント

・3食毎回用意をしなければいけないことを負担に感じます。つい適当になってしまい、栄養面も給食に比べて下がるし、冷凍食品を多用することに罪悪感を感じます。

「栄養バランスを考慮しながら3食準備すること」の大変さを嘆くママからの回答が多数集まりました。しかし、忙しさから冷凍食品に頼ったり、お惣菜を使ったりすると、今度は罪悪感が湧いてくる……。この一連の流れに共感するママは多いのではないかと思います。

3年前のコクリコラボの記事『約8割のママが「負担」と回答 夏休みのごはん事情を徹底調査!』では、約8割のママがごはん作りを負担に感じているという実態をみなさんにご紹介しました。

参考:約8割のママが「負担」と回答 夏休みのごはん事情を徹底調査!

・朝食をつくって食べさせて、食器を洗って、流しや残飯など処理し終わったと思ったらすぐにお昼ご飯に。その繰り返しで一日中キッチンに立っていて、仕事がはかどらない。

・食材宅配サービスでは足りなくて買い出しの時間も取られるし、きょうだい間での好き嫌いが違うし、6歳差なので食べる量も違うしで、何度給食のありがたみを感じたかと思うほどです!


このように、「一日中キッチンにいる」と回答したママが複数いました。準備する食事が増えると、洗いもの、片づけ、買い出しにかかる時間・労力も必然的に多くなります。

「勉強や宿題をみるのがつらい」ママたちのコメント

・宿題を見るのも、何度説明してもわからなかったり、考えないで記入していたりするのを見るとイライラしてしまう。

コクリコラボの過去記事『96.1%のママが「我が子だからこそ」のイライラ体験 「ウソ・性格や成長が気になる」高熱量エピソード』でのアンケート結果からは、「我が子だからこそイライラすること」のひとつに「成績」があることがわかりました。

フォローしてあげたい気持ちはあるのに、我が子だからこそ、「できていない」「きちんと取り組んでいない」姿にイライラしてしまうのですよね……。

参考:96.1%のママが「我が子だからこそ」のイライラ体験 「ウソ・性格や成長が気になる」高熱量エピソード

・自由研究が一番嫌です。子どもの宿題ではなく親の宿題のように感じます。

・まだまだ自分では宿題の計画を立てて進めていけないので、親の管理や丸つけなどの役割、自由研究の案出しもあり大変だと思う。


夏休みの宿題のフォローが大変、というママもたくさんいました。この時期には、SNSで「自由研究は親の課題」という主旨の皮肉が飛び交うこともあるようです。

「遊ぶ場所や内容の確保がつらい」ママたちのコメント

・夏休みだからこそ何かを体験させてやらねばという自分自身の決めつけに苦しんでいるように思います。

誰に注意されたわけでも、咎められたわけでもないのに「○○しなければ」と自分に課してしまうこと、ママなら経験があるのでは。

参考:【子どもの「体験格差」】に焦る親が続出 「良い体験をさせねば」と負担に思う親は半数以上

夏休みならではの経験をさせてあげたくても、次にご紹介するような状況では難しい、という現実もあるようです。

・まだ小学校1年生なので、勉強よりも遊びの時間のほうが多くなると思うのですが、暑いなか公園に行くのもつらいですし、屋内の有料の遊び場に毎日行くわけにもいかず……一体どこに行ったらいいのやらと頭が痛いです。

屋外は命の危険すら覚える暑さ、しかし屋内施設は激混み&夏に大流行する感染症が気になる、家はもう飽きている……。ママにとっては、八方ふさがりと言っても過言ではない状況です。

「夏休みがつらい……」ママの体験エピソード集

ここからは、アンケートの設問「小学生以上の子どもがいて、夏休みがつらい……と感じたエピソードを教えてください」に寄せられた回答をご紹介します。

集まったリアルなエピソードからは、ママたちの「夏休みがつらい」現実は、さまざまな状況や問題が重なり合った結果なのだということがわかります。

・昨今の夏休みは気温が高すぎて、お友達と公園など屋外に気軽に遊びに行くことが難しくなり、小学生の遊び場がなかなかないので、毎日家にいることが多く、子どもがいると必然的にきょうだいげんかが増え、毎日イライラが止まらないことです。

・宿題や家庭学習以外の時間はついTVやYouTubeの時間が長くなってしまう。日中の猛暑のなか公園へも行けず、涼しく遊べる場所へ連れ出すのがつらい日もある。


「小学生の遊び場がなかなかない」「きょうだいげんかが増える」「イライラが止まらない」「TVやYouTubeの時間が長くなる」恐怖の夏休みを象徴するキーワードがもりだくさんの回答です。

さまざまな「つらい」が次々とママを襲い、モヤモヤ・イライラが止まりません。

・学校に行っていれば一定時間、勉強の時間があるが、夏休みはそれがないこと。声をかけても勉強・宿題をしないので、張り付いて無理矢理やらせないとだめで、その時間と体力が必要なことがしんどい。

夏休み中のリアルな1コマが目に浮かぶような、こちらのエピソード。声をかけても反応がないことにまずモヤモヤ、忙しいのに時間を使って張りつかなければならないことにまたモヤモヤしてしまいそうです。終わったころにはぐったり、体力も消耗する事案ですね。

・ふだんの100倍仕事が進まず、取引先から「まだですか?」と催促の連絡がきたこと。

・在宅勤務なので、仕事はいつもどおりあるのに子どもの宿題をやらせたり、ごはんをつくったりしないといけないので負担が増えます。向き合って遊んであげられるわけでもなく、仕事がはかどるわけでもなく、両方中途半端になり疲れが倍増します。


「100倍仕事が進まない」にちょっと笑ってしまうこの回答、同時に深く共感してしまう表現だと感じます。中途半端な状況で終わり、疲労感だけが残る……という状況に、身に覚えがあるというママも多いでしょう。

宿題、ゲーム、YouTubeなど、小学生以上の子ども特有の大変さがある

前回の記事『恐怖の夏休み! 「未就学児ママ」が明かした「夏休みでつらいこと」トップ3』と、今回ご紹介したアンケート結果・回答を比較すると、小学生以上の子どもとの夏休み特有の大変さとして「宿題・勉強」「ゲーム・YouTube視聴の管理」などがあることがわかりました。

また、未就学児ほどではないものの、遊びのおぜん立てや食事の準備などにもまだまだ手助けが必要で、それがママたちの負担になっていることもわかりました。

次回は、未就学児ママ・小学生以上の子どもを持つママともに「つらい」と回答した数が多かった「食事準備」について、負担を軽減するためにママたちが実践しているアイデアをご紹介します。

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