ポジティブな動機ではじめたならいごとも、いろんな理由で「やめる」ことが頭をチラついた瞬間に、一転して悩みに変わることも。
みんなは実際に、どんなタイミングで「ならいごとをやめる」という選択をしているのでしょうか? ママたちに、実際にならいごとをやめたタイミングや、やめたときのエピソードを聞いてみました。
「子どものならいごと」についてのアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2021年12月24日〜2022年1月7日
インターネット上で実施。有効回答数は104件
※アンケート回答の原文をそのまま記載しています(一部抜粋・明らかな誤字等は修正のうえ記載)
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。
半数のママが「やめどきに悩んだことがある」と回答
ならいごとのやめどきに「悩んだことがある」と回答したママは、全体のちょうど50%にあたる52人。「悩んだことがない(27.9%)」「どちらとも言えない(16.3%)」を大きく上回って最多数となりました。
「やめようかな」と思う瞬間とは? やめるきっかけのエピソード
ママたちが実際に「ならいごとをやめようかな」と思うのはどんなときなのでしょうか。実際にならいごとをやめるきっかけになったエピソードを、ママたちに聞いてみました。
本人の意思
一番多かったのが「本人の意思でやめることになった」という理由。
・子どもの興味が薄れているのを感じたため
・レッスンに行きたがらず、家での練習も嫌がるようになりました。私も子どもを説得するのがつらくなり、辞めることにしました。
という「本人のモチベーションが下がった」「嫌がった」というものと、
・水泳はバタフライまで。算盤は3級まで‥など本人と目標を決めて達成したところで辞めました。
・水泳は0歳から始め、4歳頃になぜ自分は水泳してるのか疑問を持ち、やめたいと言い出したので、辞めるかどうか迷った。結果5歳まで頑張ってそれでもやめたいならということでやめた。
といった「決めていた目標を達成したから」という回答に大きく二分されました。
お友達・周りの環境の影響
・兄弟一緒に通っていたものは一段落した時に同時にやめました。
・一緒に始めたお友達がやめてしまった
きょうだいや友達がやめたタイミングで一緒にやめた、というケースも。特にきょうだいがやめた場合は、送迎のかねあいで一緒にやめることになることが多いようです。
・学年があがり環境が変わった
・小学生になり、慣れない環境に疲れもたまる中で、宿題との兼ね合いもあり、通うのが大変になってきました。
進学・進級による環境の変化で、仕方なくやめることになったというエピソードも。特に小学生になったタイミングで、「宿題が多くなった」「帰宅すると疲れている」という理由でやめることが多くなるようです。
先生・コーチなど大人の影響
・コーチが厳し過ぎて、子どもが行きたくなくなってしまった。
・コーチ、先生が厳しく、恐怖心が募った
先生やコーチと合わなくて……という本音も多く寄せられました。子どもが行きたくなくなるほど指導者との相性が合わない場合は、いっそ他の教室を探した方がいいこともあるかもしれませんね。
親の影響
・保育園の敷地内で、ピアノの先生が来訪して教えてくれていましたが、小学生になり送り迎えができないため辞めました。
・3人目出産後、送迎が厳しくなったため一つ辞めることにしました。
「親の影響」関連の回答は、すべてが「送迎が難しくなった」というものでした。
ほかにもある、こんなきっかけのエピソード
・もともと、教えてくれる先生たちと欠席連絡や細かいやりとりがなく、短期間で何人も先生が変わって、少し不安があった矢先、コロナで度々教室がなくなったり時間がずれて行けない日が増え、返金も振り替えも出来なかった。
こんな、コロナ禍ならではのエピソードも多く見られました。「コロナ禍をきっかけに、違和感があったならいごとをやめた」というママは、実は結構多いのかもしれません。
モヤモヤ? スッキリ? やめたときのエピソード
やめるときにモヤモヤしたママたちの経験談
コーチや先生が原因でやめることになった場合、ママとしてやはりモヤモヤが残りがちなようです。
・スイミングのコーチが厳しくて、恐怖を感じるようになってしまい、行けなくなってしまいました。5年も習ってきたし、乗り越えてほしいと思いましたが、相当のストレスを感じているようで、私もそこまでして習い事に行かなければいけないものではないと思い、やめさせました。
・内容自体はよかったものの、先生との相性が良くなく辞めたこと。
また、子どもの意思を尊重してやめたママの中には、「せっかく続けてきたのに……」とモヤモヤしてしまう方も。
・親は本当は続けさせたかったが、子どもが行きたがらなかった。
・親のほうがもやもやしてしまう気がします。今までがんばってきたのにもったいない…と思ってしまいます。
スッキリやめられたママたちの経験談
・水泳はちょうどきりが良いところまでいっていたのと、子どもが次の習い事をチャレンジするのにちょうどよいと思えるタイミングでした。
進度のキリがいいタイミングを見計らってやめるようにすると、ママも子ども自身もスッキリと切り替えられそうですね。
・次の目標が持てていたので、スッキリ転向出来ました。
・水泳は始める時にここまで出来るようになったらやめると決めていた。
いつかならいごとをやめる、卒業することをあらかじめ見越して、子どもと一緒に目標を設定しておくのもよさそうです。お互いの納得感も高まるかも。
・本人は、やめたい・続けたいの葛藤の繰り返しでしたが、これで最後にしようときちんと話し合って決めて辞めたら、気持ちの整理がきちんとついてすっきりしました。
ときには、ママが決断を手助けする、あるいはやめる決断をしてあげる必要もあるかもしれませんね。
やめどきは人それぞれ はじめに目標設定しておくとよさそう
ママたちから寄せられた「ならいごとをやめたタイミング」はさまざまでしたが、あなたの状況に近い回答は見つかりましたか?
「親子で目標を決めておく」ことは、子どもとママ、双方が納得してスッキリやめやすくなるいいアイデアだと思いました。目標を持つことでならいごとに身が入り、達成できたら気持ちよく次のステップに移れそう……。筆者も、実際に取り入れてみようと思います。
コクリコラボ
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )
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