
「こどもの日」とは? 端午の節句との違いや由来を専門家がわかりやすく解説
【5月の行事】親子で話したい日本の行事 ~こどもの日編~ (3/3) 1ページ目に戻る
2026.04.17
和文化研究家:三浦 康子
端午の節句の行事食
柏餅とちまきは「端午の節句」に欠かせない食べ物。柏餅を食べる習慣は江戸から広まったので関東では馴染みがありますね。
柏の葉は、神様のお供え物を盛る神聖なものでした。新芽が出るまで古い葉が落ちない柏の特徴から、家系が途絶えない縁起物とされています。
このように、子どもの健やかな成長と子孫繁栄の願いを込めて、端午の節句に柏餅を食べるようになりました。
ちまきは、中国の戦国時代の政治家で詩人だった屈原(くつげん)の命日(5月5日)に、茅(ちがや)の葉で包んだ米を五色の糸で縛って供え、難を逃れたという伝説に由来しています。
端午の節句とともに日本に伝わったので、伝統を重んじる関西では今でもちまきがよく食べられています。
他には、子どもの健やかな成長を願い、成長が早い「タケノコ」、勝男に通じる「カツオ」、出世魚の「ブリ」などを使った祝い膳で、こどもの日のお祝いをします。
「こどもの日」には背くらべを
毎年「こどもの日」に子の背丈を柱に記録する背くらべは、貴重な成長記録として残るのでぜひやってみることをおすすめします。柱を傷付けたくない場合は、背の高い家具や、長い木材などで代用してもよいでしょう。
親の背丈も一緒に記録しておくと、子に背を追い越される日がとても楽しみになりますよ。年を経ると、やって良かったと思えることでしょう。
子どもに聞かれたときの答え方
Q.「端午の節句」ってなに?
A.昔はこの日に、男の子が立派に育ちますように、と家族みんなでお願いをしたんだよ。
Q.なんで「こどもの日」というの?
A.子どもたちが元気に育っていることを祝ったり、幸せになれるように、お願いをする日なんだ。だから「こどもの日」と言うよ。
Q.兜を飾るのはどうして?
A.悪いことから子どもを守ってくれるパワーがあるよ。
Q.どうして柏餅を食べるの?
A.柏の木は、新しい葉がでるまで古い葉が落ちないんだ。だから柏のようにずっとおうちが続くように、と昔の人が柏の葉に願いをかけたんだよ。
Q.何をして過ごすの?
A.おめでたいものを食べたり、菖蒲という細長い葉を入れたお風呂に入るよ。菖蒲の葉を頭に巻くとかしこくなるんだって。「頭がよくなりますように!」とおまじないをしながらやってみよう。
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「こどもの日」は、子どもの健やかな成長を願う日。そして、毎年大きくなる子どもの成長を喜ぶ日でもあります。こどもの日を通してたくさんの思い出作りができるといいですね。
取材・文/尾関久美子
【関連書籍】




























































































三浦 康子
古を紐解きながら今の暮らしを楽しむ方法をテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Web、講演などでレクチャーしており、行事を子育てに活かす「行事育」提唱者としても注目されている。All About「暮らしの歳時記」、私の根っこプロジェクト「暮らし歳時記」などを立ち上げ、大学で教鞭をとるなど活動は多岐にわたる。 著書『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)、『かしこい子に育つ季節の遊び 楽しい体験が心を豊かにする12か月の行事育』(青春出版社)、監修書『おせち』(福音館書店)、『季節を愉しむ366日』(朝日新聞出版)ほか多数。 HP https://wa-bunka.com/
古を紐解きながら今の暮らしを楽しむ方法をテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Web、講演などでレクチャーしており、行事を子育てに活かす「行事育」提唱者としても注目されている。All About「暮らしの歳時記」、私の根っこプロジェクト「暮らし歳時記」などを立ち上げ、大学で教鞭をとるなど活動は多岐にわたる。 著書『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)、『かしこい子に育つ季節の遊び 楽しい体験が心を豊かにする12か月の行事育』(青春出版社)、監修書『おせち』(福音館書店)、『季節を愉しむ366日』(朝日新聞出版)ほか多数。 HP https://wa-bunka.com/