前回(#1)では、ラベンダー精油を使った虫よけスプレーと虫さされクリームの作り方を紹介しました。
➡「2ステップで超簡単&安心! ラベンダーの虫よけスプレー&虫さされクリーム作り」を読む
今回は、夏の寝苦しさやイライラ解消時に役立てたい、バスソルトと冷湿布の作り方をご紹介します。どちらもとても簡単なうえ、使ったときの気持ち良さは格別なもの。ラベンダー精油を上手に取り入れ、健やかな夏を過ごしましょう。
さわやかな香りでリラックスできるバスソルトを作ってみよう!
夏は暑いからといって、シャワーだけで済ませていませんか? 冷房が効いた場所に一日中いたり、冷たい食べ物・飲み物ばかりとっていると、思いのほか体は冷えていたりするものです。また、暑さ自体がストレスになってイライラしたり、子どもも暑さで体力を消耗してしまい、疲れから機嫌が悪くなったり。それで家事が進まなくなってさらにイライライライラ……。
そんなときはラベンダー精油入りのバスソルトの出番です。湯船に張ったお湯に20〜40gほどを入れ、かき混ぜながらよく溶かします。ラベンダーの親しみやすいさわやかな香りが広がるお風呂で、親子でゆったりバスタイム。するとさっきまでの機嫌の悪さやイライラはどこへやら。塩によって体があたたまることで、質のよい睡眠につなげることもできます。
[用意するもの]
・ラベンダー精油 1〜2滴
・天然塩 80g
・かき混ぜるための容器とスプーン
・できあがったバスソルトを保存する容器
[つくり方]
1.大きめの容器に天然塩を80gほど入れ、ラベンダー精油を1〜2滴加える。
2.清潔なスプーンなどを使ってよく混ぜたら完成。
※1回の入浴で使う量は20〜40gほど。一度に大量につくるとラベンダーの香りが揮発してしまうことがあるので、少量ずつつくり、塩に強い密閉容器などにいれて保存してください。
ひんやり気持ちいい冷湿布をつくってみよう!
あっちへゴロゴロ、こっちへゴロゴロ。暑さでなんだか子どもの寝つきや寝相が悪い。そう感じたことはありませんか? そんなときに活用したいのがこの冷湿布です。首元やおでこに当てたり、体をさっと拭いたり。それだけで暑さがやわらぐうえ、ラベンダーの香りがリラックスさせてくれて気分転換にもつながります。
もちろん大人が使っても効果的。寝苦しい夜だけでなく、在宅ワークなどで集中力を高めたいときにもおすすめです。
[用意するもの]
・ラベンダー精油 1〜2滴
・タオル
・冷たい水
・洗面器やボウルなどタオルを水にひたせる入れ物
[つくり方]
1.洗面器やボウルなどに冷たい水を張り、ラベンダー精油を1〜2滴加えてまぜる。
2.タオルを浸して表面に浮いた精油をしみこませたら、かたくしぼって完成!
精油は1年以内に消費! 残ったら消臭剤やカビ予防に
家庭に1本あると便利なラベンダー精油ですが、一度開封したものは1年以内に使い切るのがベストとされています。それは劣化によって品質が落ちてしまうからです。多くの精油は10mlの小瓶で販売されているので、「こんなに少しならすぐなくなっちゃいそう」と思うかもしれません。でも、スプレーやクリームをつくる際に使用する量は1回あたり1〜2滴(0.05ml〜0.1ml)。そのため、使い慣れていない人が使用期限内にひと瓶を使い切ることはなかなか難しいかもしれません。せっかく購入したのにそれではもったいないですよね。
ティッシュに数滴たらして手軽に芳香浴を楽しんでもいいですし、重曹に数滴たらしてお茶パックに詰めれば消臭剤のできあがり。いやなニオイがこもりがちな下駄箱でその力を発揮してくれることでしょう。また虫よけスプレーの濃度を上げて(総量50mlに対して最大20滴程度まで)、お風呂にスプレーすればカビ予防にもなります。生活に上手に取り入れて、快適な夏を過ごしてくださいね。
森國 美代
エディター・ライター。AEAJアロマテラピーインストラクター。 日本海に面した田舎に育ち、学生時代はスポーツに真剣に打ち込んだ根っからの体育会系。社会人になってからは一転、出版社やデザイン会社に勤めたのちフリーランスの編集・ライターとして活動。現在は太平洋に面した街に、夫と娘とともに暮らす。最近の趣味はキャンプ。
エディター・ライター。AEAJアロマテラピーインストラクター。 日本海に面した田舎に育ち、学生時代はスポーツに真剣に打ち込んだ根っからの体育会系。社会人になってからは一転、出版社やデザイン会社に勤めたのちフリーランスの編集・ライターとして活動。現在は太平洋に面した街に、夫と娘とともに暮らす。最近の趣味はキャンプ。