漫画だから「お金」がもっとわかる! 親子で読みたい「お金漫画4作品」マンガ研究家が厳選

マンガナイト代表理事・山内康裕さんに聞く学べる漫画 #2 お金が学べる漫画4選「税金で買った本」「ビリオネアガール」「インベスターZ」「望郷太郎」

マンガナイト代表理事:山内 康裕

2.ビリオネアガール

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『ビリオネアガール』原作:支倉凍砂、漫画:桂明日香(講談社)

あらすじ
平凡な大学生活を送る主人公・高遠恵に、奇妙な家庭教師のアルバイトが舞い込む。時給1万円、教え子はすでに自立した生活を送る16歳の美少女・藤岡紫。彼女はなんと170億円を稼ぐ天才デイトレーダーだった。住む世界が違う紫と出会ったことで、恵の平凡な日常が変わり始める。お金、友情、恋。アンバランスな2人の間に繰り広げられる青春ストーリー。

山内さん:大金を手にしてしまう怖さも描いてるのが「ビリオネアガール」です。

労働よりはるかに高額な対価を得ることで負うストレス、精神状態、家庭崩壊など、内容はシビアですが、作画がかわいらしいのですんなり読めると思います。

「ビリオネアガール」1巻118ページ。
「ビリオネアガール」1巻119ページ。

山内さん:ストーリーの中で投資とギャンブルとの違いはきちんと語られますが、読者に警鐘を鳴らし、「人はお金に支配されることがあるんだ」と気づかせてくれる作品です。

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