絵本作家ももろさんが子どもと一緒に大笑いしたねこ絵本
絵本が大好きなももろさんが紹介する「おおらかな気持ちになれる」絵本
2024.02.19
2024年1月に発売になったばかりの話題の絵本、『ひげが ながすぎる ねこ』もさっそくチェック。作者の北澤平祐さんの大ファンというももろさんに、その魅力を教えてもらいました。
意外なできごとの連続に、どんどんと読み進めてしまいました。いっしょに読んでいた子どもたちも、「えー」とか、「そんなのないよねえ!!」って大笑い、大喜び。
主人公のみゃあは、ひげが長いことでたくさんのいやな目にあうのですが、子どもたちにいちばんささったのは、長いひげを麺と間違われて食べられてしまい、「もう!」って、みゃあがにらまれるシーン。麺が好きな子どもたちのお気に入りページになっていました。
そしてみゃあのかわいいこと。
フン!ってしてみたり、でも、みんながいなくなったらさびしくなったり。ひげの長いみゃあがすっかり好きになっていたので、ラストにはホッとしました(笑)
大人も子どもも、毎日わちゃわちゃたいへんだよね、不満もあるよ、なんて思いつつ、みゃあみたいに、ま、これもわるくないか、それはちょっといい、と少しおおらかな気持ちですごせそうです。
絵本作家 ももろ
笑い声が聞こえてくるような生き物の動きや、楽しくなる色の組み合わせを大切に、イラストを制作。絵本制作のほか、雑貨やぬいぐるみデザイン、広告も手がけるなど幅広い分野で活動中。オリジナル雑貨Bitte Mitteを展開。手がけた絵本に、『おうちジャングル』(講談社)、『パンダのパクパク きせつのごはん』(あかね書房)、『ハッピーとラッキーのどうぶつえん』(教育画劇)、『こねこのルップ りんごだいすき』(小学館)などがある。
北澤 平祐
神奈川県在住。洋菓子のフランセのパッケージやアフタヌンティーとのコラボ、装画や絵本、広告や製品デザインなど、幅広いジャンルで活躍中。
神奈川県在住。洋菓子のフランセのパッケージやアフタヌンティーとのコラボ、装画や絵本、広告や製品デザインなど、幅広いジャンルで活躍中。