2021.08.24

食べ物をどんどん口にいれる「ハムスター息子」 どうしたら噛んでくれる?

「うちの子のナゾ」第8回/「なぜ?」と感じる、ちょっと気になる、うちの子の不思議な行動や気質・・・etc.その世界の専門家に聞いてみました!

著者:山口真弓

食べ物をどんどん口に入れてしまう、ハムスター息子。お願い! 嚙んで!

食べ物を噛まずにどんどん口に入れてしまう息子。どうしたらいい??

「息子は食べ物を嚙まずに、どんどん口に入れてしまいます。なぜ嚙みながら食べられないのでしょう?」(3歳男児・宮城県・30代後半)

大人は「嚙む」を無意識に行っているので、教えるのが難しいですよね。どんどん口に入れてしまうお子さんは、「自分にとってのひとくち分」がわかっていないようです。

そんなときは、お芋やりんごなどを丸ごと与え、がぶっと食べさせます。量を感知するセンサーは前歯にあり、前歯を使って食べ物を嚙む経験を重ねることで、自分に適した量を嚙みくだいて、口に入れる感覚が育まれます。 

管理栄養士・健康咀嚼指導士、子どもの食の専門家山口真弓さん

奥歯を使うのも大事。歯触りのあるものを食べさせて、手で耳をふさいでみて。嚙んでいる音が聞こえ、食べるものが変わると、音も変わります。こんなふうに五感で体験することで「嚙む」を理解できるようになっていくでしょう。 

食べることは口に入れて飲み込むことだけではありません。「触る、においを嗅ぐ、音を聞く」など五感で感じるものすべてです。五感を使った体験を重ねることで、しっかり咀嚼するようになって「嚙む」を楽しみながら食べるようになるでしょう。


イラスト/とやま ちさと 取材・文/久世恵美

『うちの子のナゾ』は1・2・3歳こども雑誌『げんき』で絶賛連載中!

著者紹介

山口真弓 やまぐちまゆみ

管理栄養士・健康咀嚼指導士。離乳食・幼児食教室「スマイル☆キッチン」を埼玉県に開講。多くの親子の食事・栄養に関する相談を行っている。食べない! 噛まない! 好き嫌い! 集中力がない! などの食の悩みを1人1人の成長発達・ご家庭に合わせて悩みを解決。延べ3400組以上の親子の相談経験有。著書に『子どものからだとこころが育つ6歳までの食事のホント』『はじめてのおいしい離乳食』など。