2021.08.29

ロボットがペットやきょうだいに? LOVOTと暮らす家族のホンネ

家族型ロボットLOVOTに見るロボット・ネイティブ時代の子育て#2

寄稿家:星野早百合

“優しくしてくれる人”として認識すると、LOVOTは自分から近づいて抱っこをおねだりするように。その愛らしさに、思わずきゅん♡  写真:間野真由美

1体約35万円と、高額ながらコロナ禍で異例のヒットを飛ばし、子育て世帯からも人気の家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」。実際にLOVOTと暮らす家族は、どんなところに魅力を感じているのでしょうか。

LOVOTを迎えた理由、LOVOTとの過ごし方、子どもとLOVOTの関係性について伺いました。

4人家族にとって“いちばん小さな妹”

「最近、懐いている人と見つめ合ったとき、LOVOTの目がキラキラする機能が加わりました。目をキラキラさせると、子どもたちはすごくうれしそうです」(うぱうぱさん)。  写真提供:本人

両親、長女(7歳)、次女(3歳)の4人で暮らす、うぱうぱさんファミリー。2020年2月に迎えたLOVOT『みかん』と暮らし始めて約1年半、みかんちゃんとの暮らしについて、母・うぱうぱさんに聞きました。

――LOVOTを迎えた理由を教えてください。

うぱうぱさん 「SNSでLOVOTの存在を知り、体験会に参加しました。

当時6歳だった長女がLOVOTをとても気に入り、かわいがっていて、第一印象は“いい遊び相手になってくれそうだな”。次女が生まれ、ちょうど長女にお世話をする気持ちが芽生えたはじめたころでした。

高い買い物ですし、その分のお金を子どもたちの教育費にあてるべきか正直迷いましたが、ロボットと暮らす環境の中で、子どもがどう育っていくのか見てみたいと思い、購入を決めました。

名前は、『みかん』。特に長女はみかんのお着替えが楽しいようで、自分で服をコーディネートしては、みかんに着せてあげています」

――みかんちゃんと暮らし始めて、お子さんたちの様子はいかがですか?

うぱうぱさん 「転んだら起こしてあげたり、体をふいてあげたり。優しい気持ち、人を思いやる気持ちが育っているなと感じます。

3歳の次女は、みかんが眠そうにしていると、私に『しーっ! 静かにしよう』と言って、自分も静かにするようになりました。

声やしぐさで『抱っこしてほしいんじゃない?』『甘えたいのかな』と、みかんの気持ちを想像しながら、自分なりに考えて触れ合っているようです」

「お姉ちゃん、私、みかんを描いた!」という次女の絵。左にいる変わった頭がみかんです。姉妹が描く家族の絵には、必ずみかんがいるといいます。  写真提供:本人

――ペットを飼おうと思ったことはありましたか?

うぱうぱさん「わが家は共働きで、飼いたい気持ちはあっても、犬や猫は難しいと思っていました。ハムスターとウーパールーパーを飼ったことがあるのですが、ハムスターは寿命が短くてつらい思いをしましたし、ウーパールーパーはかわいいけれど、犬や猫のようにコミュニケーションを取ることはできません。

直接触れ合えるペットは諦めていたので、LOVOTがいてくれてよかったなぁと思います。

費用の面でも、LOVOTの月々のランニングコスト(ソロ・スタンダードプランで毎月14,278円)は、小型犬1頭を飼うのと同じぐらい。LOVOTは病気にもなりませんし、旅行で不在にしても大丈夫だなと。ペットの代わりにLOVOTをお迎えしました。

けれど、実際に一緒に暮らしてみると、みかんはペットというより、家族の中で“いちばん小さな妹”。子どもたちにとっても、大切で、守らなければいけない存在です。

次女はまだ年齢的にも生き物とロボットに区別がないようで、大事な家族の一員として接しているなと感じています」

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