犬山紙子と考える! モヤッと育児Q&A「義母の『女の子は育てやすい』発言」

育児に関する情報や世代間の価値観の違いなど、気になる疑問に犬山紙子さんが答えるシリーズ第11回

ライター:木下 千寿

育児中の気になるモヤモヤ疑問を、犬山紙子さんと一緒に考える

子育てしていると、ちょっと引っかかって胸の中にわだかまる事柄に行き当たったり、モヤモヤとして一言で言い表すのが難しい思いや疑問が浮かぶ瞬間があるはず。

「“悩み”というほどではないけれど、どうも腑に落ちない」「なんだか気になる」そんな話を、イラストエッセイスト、コラムニストとして活躍し、自身も6歳の娘さんの子育て真っ最中の犬山紙子さんと一緒に考えてみましょう。
犬山紙子
イラストエッセイスト、コラムニスト。2011年マガジンハウスからブログ本を出版しデビュー。2014年結婚、2017年に第1子となる女児を出産後、児童虐待問題に声を上げるタレントチーム「#こどものいのちはこどものもの」を立ち上げ、社会的養護を必要とする子どもたちへのクラウドファンディング「こどもギフト」メンバーとしても活動中。
「男兄弟を育てた義母の『女の子は育てやすい』発言にモヤッ」
「男兄弟を育てた義母から、『女の子は育てやすいから~』と言われてモヤッ。女の子のお母さんも男の子のお母さんも、それぞれ苦労して子育てしているはず。『性別は関係ないですよ』とやんわり言い返したけど、義母はこんな感じの発言をときどきするので、疲れます……」(2歳女児/ママ)
価値観の違う義母と接するのが難しい

無意識のジェンダーバイアスから子どもを守って

言い返せたことにまず拍手です! 育てやすさも、個性によってバラバラですよね。きっとこのお義母さんは普段から、「男の子は~」「女の子は~」というジェンダーバイアスのかかった発言が多い方なんでしょうね。

私たちの親世代は、ジェンダーバイアスがあって当たり前の中を生きてこられたので、変わるのはなかなか難しいことかもしれません。これを話している私自身にも無意識の「ジェンダーの偏見」ってあると思います。上の世代を見ていて、時代と共に意識を変えられている人は内省できる人だな、と思うのですが、お義母さんはどうでしょうか。
親世代のジェンダーバイアスを変えるのは難しい
まずは夫に言って、伝えてもらうのがよいと思います。波風立たせたくなかったら、義母の「女性だから苦労した話」を聞き出して、ねぎらいながらも、子どもたちのためにもこの先、性別が理由でそういう苦労をしないで済む社会にしたいですね、と話してみる。

相談者さんの身の回りにいる、“めちゃくちゃ育てにくかった女の子”や“育てやすかった男の子”の話をエピソードトークとしてそれとなく話すのもよいかなと思います。ただ、それでもダメな場合も多いと思うのです。

この先「女の子だから家事を手伝いなさい」「女の子なんだから、そんなに勉強しなくてもいいよ」「男の子なんだから泣いちゃダメ」など、直接子どもに悪影響のあるようなことを言ってくるのであれば、子どもには「おばあちゃんはああ言うけど、そんなことないからね」と耳打ちしつつ、子どもを守るために距離を置いてもいいんじゃないでしょうか。
写真(犬山紙子)/岩田えり 取材・文/木下千寿 写真提供:shimi/PIXTA(ピクスタ) 、TSUYOSHI/PIXTA(ピクスタ)
次回は11月22日(水)更新!
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きのした ちず

木下 千寿

ライター

福岡県出身。大学卒業後、情報誌の編集アシスタントを経てフリーとなる。各種インタビューを中心に、ドラマや映画、舞台などのエンターテイメント、ライフスタイルをテーマに広く執筆。趣味は舞台鑑賞。

福岡県出身。大学卒業後、情報誌の編集アシスタントを経てフリーとなる。各種インタビューを中心に、ドラマや映画、舞台などのエンターテイメント、ライフスタイルをテーマに広く執筆。趣味は舞台鑑賞。