犬山紙子と考える! モヤッと育児Q&A「義母の『女の子は育てやすい』発言」
育児に関する情報や世代間の価値観の違いなど、気になる疑問に犬山紙子さんが答えるシリーズ第11回
2023.11.08
ライター:木下 千寿
育児中の気になるモヤモヤ疑問を、犬山紙子さんと一緒に考える
「“悩み”というほどではないけれど、どうも腑に落ちない」「なんだか気になる」そんな話を、イラストエッセイスト、コラムニストとして活躍し、自身も6歳の娘さんの子育て真っ最中の犬山紙子さんと一緒に考えてみましょう。
「男兄弟を育てた義母の『女の子は育てやすい』発言にモヤッ」
無意識のジェンダーバイアスから子どもを守って
私たちの親世代は、ジェンダーバイアスがあって当たり前の中を生きてこられたので、変わるのはなかなか難しいことかもしれません。これを話している私自身にも無意識の「ジェンダーの偏見」ってあると思います。上の世代を見ていて、時代と共に意識を変えられている人は内省できる人だな、と思うのですが、お義母さんはどうでしょうか。
相談者さんの身の回りにいる、“めちゃくちゃ育てにくかった女の子”や“育てやすかった男の子”の話をエピソードトークとしてそれとなく話すのもよいかなと思います。ただ、それでもダメな場合も多いと思うのです。
この先「女の子だから家事を手伝いなさい」「女の子なんだから、そんなに勉強しなくてもいいよ」「男の子なんだから泣いちゃダメ」など、直接子どもに悪影響のあるようなことを言ってくるのであれば、子どもには「おばあちゃんはああ言うけど、そんなことないからね」と耳打ちしつつ、子どもを守るために距離を置いてもいいんじゃないでしょうか。
木下 千寿
福岡県出身。大学卒業後、情報誌の編集アシスタントを経てフリーとなる。各種インタビューを中心に、ドラマや映画、舞台などのエンターテイメント、ライフスタイルをテーマに広く執筆。趣味は舞台鑑賞。
福岡県出身。大学卒業後、情報誌の編集アシスタントを経てフリーとなる。各種インタビューを中心に、ドラマや映画、舞台などのエンターテイメント、ライフスタイルをテーマに広く執筆。趣味は舞台鑑賞。