子どもの下痢【感染性胃腸炎は2種類ある】
感染の経路は、病原体が付着した手で口に触れることによる感染(接触感染)や、汚染された食品や水などを口に入れることによる感染(経口感染)があります。
ウイルス性胃腸炎の原因となるウイルスは、ノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルスなどがあります。
細菌性胃腸炎の原因はカンピロバクターやサルモネラ菌、ウェルシュ菌、ブドウ球菌、腸管出血性大腸菌などがあります。
ウイルス性胃腸炎は冬に、細菌性胃腸炎は夏に流行しやすい傾向があります。
子どもの下痢【受診したほうがよい症状】
・高熱、嘔吐がある
・吐き気や嘔吐で水分がとれない
・ぐったりしている
・おしっこが出ない
・口や舌が乾いていて、涙が出ない
・痛みが強い
・便の色が黒い、白い
・血便が出た
子どもの下痢【治療】
ウイルスに直接効果のある薬はありません。自らの免疫の力とともに対症療法で徐々に改善していきます。
脱水にならないように水分補給しながら、整腸剤で下痢の悪化を防ぎます。
【細菌性胃腸炎】
抗生物質を使用して治療していきます。ウイルス性胃腸炎と同様に対症療法が中心となりますが、症状や原因の菌によっては抗生剤を使用することがあります。
ともに下痢の症状をやわらげるための対症療法を行います。
下痢や嘔吐が続くと、脱水症状を招くこともあるので、水分には十分気をつけてください。水分が取れていない、何か口にするとすぐに吐いてしまうなど症状が続くようであれば早めに受診するようにしましょう。
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
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小児科医 テル
総合病院に勤務する17年目の小児科医。「親や、子どもに関わる人たちに正しい医療の知識をしってもらいたい」と思い、2018年からInstagramを中心にSNSで、子どもの健康について情報発信している。 Instagram:https://www.instagram.com/shonikaikuji/ YouTube:https://www.youtube.com/@shonikaiTERU
総合病院に勤務する17年目の小児科医。「親や、子どもに関わる人たちに正しい医療の知識をしってもらいたい」と思い、2018年からInstagramを中心にSNSで、子どもの健康について情報発信している。 Instagram:https://www.instagram.com/shonikaikuji/ YouTube:https://www.youtube.com/@shonikaiTERU