みんななる? 「突発性発疹」解熱時の子どもの注意するべき症状を現役小児科医が解説

突発性発疹の症状や対応策を紹介! 現役小児科医テルの「子どもの救急相談室」#11

小児科医:小児科医 テル

突発性発疹はみんななる?
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テル先生は総合病院に勤務する17年目の現役小児科医。「正しい医療の知識をしってもらいたい」と2018年からInstagramを中心に、SNSで子どもの健康について情報発信しています。

そんなテル先生による、子どもがかかりやすい病気や注意したい事故・身の回りの危険、気になる子どもの発達など、子どもの「もしも!」に備えるママパパ必見のヘルスケア情報をご紹介します。
季節の変わり目、気をつけたいのは子どもの発熱。今回は、「突発性発疹」についてテル先生が解説します。

突発性発疹【発症しやすい年齢】

ほとんどの子どもが一度はかかると言われている疾患。熱が下がると、発疹するという特徴的な経過の病気が「突発性発疹」です。発熱後の症例として知られていますが、初めての発熱での発症割合は34%です。

1歳未満に多く、とくに6ヵ月、7ヵ月ごろ。季節に関係なく疾患し、ほとんどの子どもが3歳ごろまでにかかる感染症です。

突発性発疹【どうして発症する?】

ヒトヘルペスウイルス6、ヒトヘルペスウイルス7などのウイルスが原因です。人間の唾液中などに含まれるウイルスで、家族などから感染する場合が多く、2回かかることもあります。
突発性発疹は解熱後に発疹が現れる

【突発性発疹の症状】

38℃以上の高熱が3日間ほど続いたのち、解熱後に発疹が現れます。小さな赤いブツブツが顔や、おなか、背中に出て、手足など全身に広がることもあります。

かゆみはほとんどありません。発疹は3~4日で消え、あとも残りません。発熱の時期は食欲もあり、機嫌がよくても、熱が下がったころから不機嫌になることがあります。発疹とともに機嫌は治りますが、不機嫌が続くときは小児科へ。

突発性発疹【治療、対応】

特別な検査、治療は必要ありません。よくなるまで子どもの症状に合わせたサポートをしてあげてください。水分と栄養をとって休ませてあげましょう。

下痢がある場合は、脱水になりやすいので、水分補給をしっかりととらせてください。

ゆっくりですが自然に治癒します。
記事監修:小児科医テル、イラスト:原あいみ、写真提供:ネモフィラ/PIXTA(ピクスタ)
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しょうにかい てる

小児科医 テル

Shonikai Teru
小児科専門医

総合病院に勤務する17年目の小児科医。「親や、子どもに関わる人たちに正しい医療の知識をしってもらいたい」と思い、2018年からInstagramを中心にSNSで、子どもの健康について情報発信している。 Instagram:https://www.instagram.com/shonikaikuji/ YouTube:https://www.youtube.com/@shonikaiTERU

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げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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