「坐薬の使い方、知ってる?」発熱した子どもへの正しい対処法を現役小児科医が解説
子どもの発熱に活躍する坐薬。初めてでも安心して使える対処法や大事なポイントを紹介! 現役小児科医テルの「子どもの救急相談室」#10
2023.11.17
小児科医:小児科医 テル
そんなテル先生による、子どもがかかりやすい病気や注意したい事故・身の回りの危険、気になる子どもの発達など、子どもの「もしも!」に備えるママパパ必見のヘルスケア情報をご紹介します。
【解熱剤、ダイアップ、吐き気止め……坐薬の効果と種類】
また、熱性けいれんは「ダイアップ坐薬」で予防することができますし、吐き気止めの坐薬も胃腸炎のときには役に立ちます。
それぞれ症状によって解熱用の坐薬を同時に使うこともあります。その場合、まずはダイアップ、吐き気止め坐薬を使用し、30分後に解熱剤を使います。※必ず医師の指導のもと、使用してください。
【坐薬の切り方】
・包装されたシートのまま切る
・シートが固いので、ハサミよりもカッターのほうが切りやすいことがある
ななめ切りや横切りなど、量もだいたい合っていればOKです。使うときは先のとがったほうを使用してください。
※残った坐薬は投与量として足りず、保存しても不衛生なので捨てましょう。
【坐薬の入れ方】
・入れるときの姿勢
赤ちゃんの場合、おむつ替えと同じ姿勢で両足をあげる。
幼児の場合、横向きに寝かせてひざをかかえる。
・入れるときのポイント
坐薬の先は水などでつけてすべりやすくする。
できれば指の第2関節くらいまで肛門に押し込む。
5分程度は肛門をおさえて坐薬が出てこないようにする。
※すぐ出てきてしまったら!
坐薬の形が残っていたら、それをもう一度入れる。坐薬の形が残っていない場合は、薬の成分が吸収されていることが多いので、そのまま様子を見る。
【坐薬の保存の仕方】
わからないことや不安なことは、医師・看護師に相談しましょう。
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
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小児科医 テル
総合病院に勤務する17年目の小児科医。「親や、子どもに関わる人たちに正しい医療の知識をしってもらいたい」と思い、2018年からInstagramを中心にSNSで、子どもの健康について情報発信している。 Instagram:https://www.instagram.com/shonikaikuji/ YouTube:https://www.youtube.com/@shonikaiTERU
総合病院に勤務する17年目の小児科医。「親や、子どもに関わる人たちに正しい医療の知識をしってもらいたい」と思い、2018年からInstagramを中心にSNSで、子どもの健康について情報発信している。 Instagram:https://www.instagram.com/shonikaikuji/ YouTube:https://www.youtube.com/@shonikaiTERU