てぃ先生の目からうろこの育児アイディア
テレビ出演でも話題のてぃ先生は、なんと現役の保育士。その超具体的な育児法はかつてない斬新なアイディアに溢れていて、世のママパパに圧倒的に支持されています!!
まさに「保育のプロ」として日々子どもに接しているてぃ先生ならではの、的確で「すぐ効く」目からうろこの育児アイディアを紹介する連載です!
保育士として勤務のかたわら、その専門性をいかしTwitter、YouTubeなどで、子育ての楽しさや子どもとの向き合い方などを発信、大反響を呼ぶ。著書に「カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!」(ダイヤモンド社)、「ほお…、ここがちきゅうのほいくえんか。」(ベストセラーズ)など多数。
育児の悩み#23『床にひっくり返って泣き叫びます』(3歳2ヵ月男児)
思うようにいかないことがあったり、親に注意されたりすると、床にひっくり返って泣き叫びます。どこでもひっくり返るので本当に困ります。
とりあえず人目のつかないところに移動しましょう
このような状況では親は誰しも周囲の人に「この子のせいでダメな親だと思われている」「恥ずかしい」と感じてしまいます。その子の話を聞いてあげたい、向き合ってあげたいと思っても、周りに人がいる環境では親御さんは強いストレスを感じて、冷静な判断ができなくなってしまうのです。なので、まずは移動。
親御さん自身が冷静になれる環境を作りましょう
周りに人がいなければもっと時間をかけて、子どもが落ち着くまで待ってじっくり話を聞いてみるなど、子どもの気持ちをしっかりと汲み取る余裕が生まれるはず。まずは移動! そして親御さん自身が冷静になれる環境を作りゆっくり対応できれば、だんだんとひっくり返って騒ぐことも減っていくのではないでしょうか?
育児の悩み#24『うんちがトイレでできない』(3歳11ヵ月女児)
うんちのトイトレに困っています。おしっこはできるようになりましたが、うんちはまだトイレでできません。
オムツ替えをトイレですることからスタート!
それから、家のトイレは大人用ですから、子どもがトイレに座ったとき足が宙に浮いてしまっていて、その状態では踏ん張るのが難しいのかもしれません。ステップ台など子ども用の踏み台を用意して、足の裏をしっかりつけて踏ん張れるようにすると、お腹に力が入りやすくなりうんちが出やすくなると思います。これ、とても大事なんです。大人でも足をつけずにうんちするのは大変なんです。お子さんが座りやすく、踏ん張りやすい環境をまずは整えてみてください。
尿意はわかっても、便意がまだ鈍いのかもしれません
1日のサイクルの中で、人間はだいたい決まった時間に排泄をします。もし、お子さんのサイクルをだいたい把握できているのであれば、「もうすぐうんちが出る時間だな」というときに、声をかけてトイレに連れて行ってみましょう。そうすると、便意を感じにくいお子さんでも「あ、これがうんちしたいってことなんだ」と体のサインに気づきやすくなります。
まずはお子さんの排泄のサイクルを観察してみましょう。たとえば、オムツにうんちをするのがだいたい朝の8時ごろならば、その少し前に声をかけてあげてトイレに行けば、自ずと成功する確率がアップしますし、お子さんが便意を感じとるきっかけにもなります。
とはいえ、トイトレは個人差が大きいもの。月齢などにとらわれず、焦らずにひとりひとりの成長を見守ってあげてくださいね。

げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトで...
てぃ先生
関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディ...