てぃ先生の目からうろこの育児アイディア
テレビ出演でも話題のてぃ先生は、なんと現役の保育士。その超具体的な育児法はかつてない斬新なアイディアに溢れていて、世のママパパに圧倒的に支持されています!!
まさに「保育のプロ」として日々子どもに接しているてぃ先生ならではの、的確で「すぐ効く」目からうろこの育児アイディアを紹介する連載です!
保育士として勤務のかたわら、その専門性をいかしTwitter、YouTubeなどで、子育ての楽しさや子どもとの向き合い方などを発信、大反響を呼ぶ。著書に「カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!」(ダイヤモンド社)、「ほお…、ここがちきゅうのほいくえんか。」(ベストセラーズ)など多数。
育児の悩み#21『寝かしつけに1時間以上かかります』(3歳1ヵ月男児)
5歳と3歳の兄弟です。寝かしつけに1時間以上かかります。毎日寝る場所を取り合ったりで困っています。
あらかじめ兄弟の寝る場所を決めておくのがおすすめです
体使うとよく寝る子と、頭使うとよく寝る子とがいます
たとえば、頭を使うとぐっすり寝てくれるというお子さんは、パズルや迷路、なぞり絵など取り入れてみるといいかもしれません。寝る直前だと頭が興奮してしまうかもしれないので、少し早めの夕方などの時間にするといいですね。体を使うとよく寝る子の場合はもちろん、いっぱい遊ぶのがいいのですが、あまりめいいっぱい遊んでしまうと疲れすぎて逆に興奮状態になり、寝付きにくくなってしまうこともあるようです。
大人も忙しすぎると熟睡できなくなるということがありますね? 子どももいっしょなんですね。1時間以上も寝かしつけにかかるというのは、すでに寝かしつけではなく遊びの時間になってしまっています。どんな日にお子さんたちがスムーズに寝てくれたか、様子を観察してみてください。その上で、それぞれのお子さんに合う方法をいろいろ試してみてください。
育児の悩み#22『食事中にじっと座っていることができません』(3歳4ヵ月男児)
食事中にじっと座っていることができません。なにかいい方法はないでしょうか?
食事の量を減らしてみましょう
このような場合は、食事時間を短く設定し、20〜30分以内に終わらせるようにするといいかもしれません。そのために食事の量を減らしてみましょう。食べて欲しい量を最初から全部お皿に盛るのではなく、最初は半分だけ盛ります。そうするといつもの半分の時間で食べ終わりますね。もしかするとこのお子さんは全部食べきった経験が少ないのかも。量を減らすことで「自分で食べきった」「残さず食べられた」という喜びや満足感を得ることができるようになります。「最初は少なめ、完食したらおかわりをする」というやり方で徐々に量を増やしていく形にしたほうが、お子さんの食事に対する集中力もついてくると思います。
お子さんに食べる量を選んでもらうのもいいかもしれません
まず「自分のお腹と相談する」という経験を積むことが大切。大人に出された量を食べるばかりだと、自分にとってちょうどいい量を探る経験が少なくなってしまいます。親御さんとしては栄養バランスも気になりますから、苦手な野菜なども「0個はなし。1個にするか2個にするか選んでね」と、提案するといいと思います。
子どもが自分で「どれくらい食べたいか」を考え選ぶことは、自主性を育てることにもつながっていきます。「自分で選ぶ力」を育てるためにも、毎日の食事に取り入れてみてくださいね。

げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトで...
てぃ先生
関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディ...