てぃ先生が解決! 「#19イヤイヤ期」「#20いたずらする」

フォロワー50万人超えのカリスマ保育士てぃ先生の‟目からうろこ”の育児アイディア第10回

保育士:てぃ先生

てぃ先生の目からうろこの育児アイディア

Twitterフォロワー数53万人超え、YouTubeチャンネル登録者数57万人超えのカリスマ保育士てぃ先生が、育児の悩みを一発解決! 

テレビ出演でも話題のてぃ先生は、なんと現役の保育士。その超具体的な育児法はかつてない斬新なアイディアに溢れていて、世のママパパに圧倒的に支持されています!!

まさに「保育のプロ」として日々子どもに接しているてぃ先生ならではの、的確で「すぐ効く」目からうろこの育児アイディアを紹介する連載です!

てぃ先生
保育士として勤務のかたわら、その専門性をいかしTwitter、YouTubeなどで、子育ての楽しさや子どもとの向き合い方などを発信、大反響を呼ぶ。著書に「カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!」(ダイヤモンド社)、「ほお…、ここがちきゅうのほいくえんか。」(ベストセラーズ)など多数。

育児の悩み#19『イヤイヤ期が大変です』(3歳1ヵ月女児)

イヤイヤ期が大変です。なんでも「自分でやる!」と泣きます。「じゃあ自分でどうぞ」というと「やだ!」と泣きます。じゃあどうすればいいの?

いやだと大泣きする娘

「親がその気持ちを受け止めてあげるだけでおさまることもあるのです」

この時期はとにかく自分で決めたい時期です。親御さんに決められるというのがとにかくいやだし、親御さんに負けるのもいや

たとえば、スーパーやコンビニエンスストアで「お菓子買って」と大騒ぎして、親御さんが根負けして買っても、家に帰ったらお菓子にまったく興味を示さないということがあります。それはお菓子が欲しかったわけではなく、「買わない」という親御さんに負けたくなかった場合があります。こういうことが、イヤイヤ期にはよくあります。

たとえば大人同士でも、買い物中に自分が「あの服かわいいね」って言ったらいきなり「買わないよ!」とパートナーに言われたら、なんか腹が立ちますよね。子どもも同じ。子どもの場合、まだ言葉遣いがあまり上手じゃないので「好き」「かわいい」「興味がある」を全部まとめて「欲しい」と言っていることがあります。お子さんが「お菓子欲しい」と言っても「あのお菓子おいしそう」とか「あのお菓子の箱かわいい」という意味のことも。

自分が興味を持ったことを伝えたいだけなのに、いきなり「買わないって言ったでしょ!」と言われたら、反抗心に火がついてしまうのも理解できます。「欲しい」と言われたときに「そうね、とってもかわいいね」「本当だ! 教えてくれてありがとう」と、親がその気持ちを受け止めることでおさまることもあるんです。イヤイヤ期は、親御さんに負けたくないという気持ちが強くでる時期でもあるので、こういうときは親御さんがじょうずに負けてあげてみてください。

イヤイヤ期の子への対処法とは……?

「どんなことでも親が決めず、選択肢を示してあげると効果的です」

どんなことでも親御さんに決められてしまうのがいやなので、選択肢を示すと効果的です。たとえば服を着るときに2パターン用意して「どっちがいい?」と選べるようにする。もっと言うならば親御さんの服を2パターン用意して「ママのお洋服、どっちがいいかな?」と選んでもらう。「ありがとう。じゃあこっちを着るね。じゃあ次は〇〇ちゃんの服はどっちがいいかな?」と親御さんの服→お子さんの服という流れで選んでもらう。

親の行動を子どもが決められるなんてそんなにありませんから、親御さんが自分が選んだ着てくれることで気持ちを満たしやすくなりますし、そのうえで自分の服を選べば、とてもスムーズにいきやすくなります。「自分が決めた」という満足感が大切で、選択肢はどんなことでもいいんです。イヤイヤ期の子どもには交渉術が大事。親御さんはそれを頭の片隅に入れて対応してみてください

育児の悩み#20『階段からいろんなものを投げ落とします』(3歳6ヵ月男児)

なんでもかんでも階段から投げ落とします。おもちゃ、おやつ、ふとん……親が焦るのがおもしろいのか、いたずらが止まりません。

子どもはなぜ、いたずらするのか

いたずらをすると親御さんがかまってくれる、と感じているのかもしれません。

階段からものを落とすいたずらをすると、親御さんがかまってくれる、と感じているのかもしれませんね。最初はものが落ちていく様子や音に興味を持ってやり始めたのかもしれませんが、投げると必ず親御さんがすっ飛んできてくれるから、それがうれしくなっているのかも

3歳6ヵ月であれば、やっていいことと悪いことの判別がだんだんつくようになってきています。「落としちゃダメ」って親から言われているのに繰り返すということは、繰り返す理由がなにかあるはずです。

子どもはもちろんですが、人には必ず「だれかに認められたい」という欲求があります。たとえ変なことをしてでも怒られてでも、自分に注目を集めたい。自分がここにいる、自分がなにかをしていることをだれかに認めて欲しいとアピールする。悪いことしてでもかまってもらいたい。そういう状態なのかもしれませんね。

よく見ていることを伝えて

普段のお子さんの行動を実況中継してみて

お子さんが「親が自分を見てくれている!」と実感できる時間を増やすのが一番いいかと思います。3歳くらいになると子どもはいろんなことができて当たり前になってしまい、なかなかほめてもらえなくなっています。たとえば、ほめなくても普段のお子さんの行動を「ご飯食べたね」「お風呂入ったね」「顔あらったね」「いっぱい遊んだね」「お洋服きたね」「お片付けしたね」と、言葉にするだけでもいい。お父さんもお母さんもいつでも○○ちゃんのこと見ているよ、とわかるように実況中継するんです

いたずらをしなくても、ものを落とさなくてもお父さんお母さんが自分を注目してくれている、見てくれていると感じれば、お子さんも満足していたずらも減っていくと思います。もちろん、今でも親御さんも毎日一生懸命忙しいなか頑張ってくださっていると思いますが、もうちょっとだけ、子どもに伝わるようにやってみてください。
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撮影/嶋田礼奈 取材・文/久世恵美
てぃせんせい

てぃ先生

関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディ...

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトで...