てぃ先生の目からうろこの育児アイディア
テレビ出演でも話題のてぃ先生は、現役の保育士。その超具体的な育児法はかつてない斬新なアイディアにあふれ、世のママパパに圧倒的に支持されています!!
まさに「保育のプロ」として日々子どもに接しているてぃ先生ならではの、的確で「すぐ効く」目からうろこの育児アイディアを紹介する連載です!
育児の悩み#29『言葉が遅かったり、落ち着きがなかったり、発達障害ではないかと考えています。』(1歳5ヵ月男児)
言葉が遅かったり、落ち着きがなかったり、ほかの子と比べるといろいろと気になることがあり発達障害じゃないかと考えています。
「1歳では、発達障害かどうかは判断できないと思います」
ですが、親御さんが「どうなんだろう?」「もしかしたら」と不安を抱え思い悩みながら毎日を過ごすくらいだったら、一度お子さんを専門機関にみてもらってもいいかもしれませんね。「判断ができません」「様子をみましょう」など、結論がはっきりとしない可能性が高いですが、たぶん親御さんがすっきりするのではないでしょうか。
「お子さんの良いところをたくさん見つけてみてください。」
それぞれのお子さんの個性もありますし、お友だちと比べて「うちの子は発達が遅い」と、今の状況をあまりネガティブにとらえないでいいと思います。
気になる部分はあるかもしれませんが、それよりも、お子さんの良いところをたくさんみつけてみてください。お子さんの良いところを探し始めると、「あれ? うちの子、○○は苦手だけど□□はほかの子より上手かも!」というところがきっとみつかります。そうするとだんだんと心配事も減って、ポジティブな気持ちでお子さんと接するようになるのではないでしょうか?
今、目の前にいるお子さんを精一杯愛して、良いところをみつけてみてくださいね。
育児の悩み#30『父親の仕事が忙しすぎて、ひとりで子どもをみています』(1歳7ヵ月男児)
父親の仕事が忙しく、母親ひとりの育児で心身ともに疲れています。もっと育児に参加してほしいです。
「父親の育児参加は家族みんなにとっていいことですが、社会的にそれがむずかしい方も多くいるのも現実です。」
web広告やテレビCMでは男性タレントが積極的におむつを替えたり掃除機をかけたりお料理していたりするので、お母さんたちは「父親も子育てや家事をするのが当たり前」とイメージします。お父さんに「早く帰ってきて」と言ったのに「帰ってきてくれなかった!」と怒っても、それはお父さん自身の意識というより、社会の仕組みや会社の組織でできない場合もたくさんあるのだと思います。それが日本の現状なのです。
「自分自身の力で変えられるところから、どんどん変えてみるといいと思います。」
ワンオペの育児&家事で、楽にできるポイントがないか探してみてはどうでしょう? 育児はなかなかむずかしいですが、家事ならばできるかもしれません。たとえば掃除機を毎日かけているのならば2日に1度にする。3度の食事を毎食手作りしているのならば、市販のお惣菜や冷凍食品などを取り入れてみる。すべて完璧を目指してへとへとになるよりも、自分も家族も楽になる方法を積極的に選択してもいいと思います。
「今、自分が辛いのは父親がなにも手伝ってくれないから」という結論をだすのは簡単だけど、それではなにも変わりません。自分と家族に合う子育て、自分と家族に合う家事にするにはどうすればいい? と考え実行してみたら変化を感じてくると思います。誰かが変わるのを求めるよりも、自分自身の力で変えられるところから、どんどん変えてみるといいと思います!
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
てぃ先生
関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ
関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ