てぃ先生が解決! 「#29発達が遅い」「#30育児に不参加の父」

フォロワー50万人超えのカリスマ保育士てぃ先生の“目からうろこ”の育児アイディア第15回

保育士:てぃ先生

てぃ先生の目からうろこの育児アイディア

Twitterフォロワー数53万人超え、YouTubeチャンネル登録者数57万人超えのカリスマ保育士てぃ先生が、育児の悩みを一発解決! 

テレビ出演でも話題のてぃ先生は、なんと現役の保育士。その超具体的な育児法はかつてない斬新なアイディアに溢れていて、世のママパパに圧倒的に支持されています!!

まさに「保育のプロ」として日々子どもに接しているてぃ先生ならではの、的確で「すぐ効く」目からうろこの育児アイディアを紹介する連載です!
てぃ先生
保育士として勤務のかたわら、その専門性をいかしTwitter、YouTubeなどで、子育ての楽しさや子どもとの向き合い方などを発信、大反響を呼ぶ。著書に「カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!」(ダイヤモンド社)、「ほお…、ここがちきゅうのほいくえんか。」(ベストセラーズ)など多数。

育児の悩み#29『言葉が遅かったり、落ち着きがなかったり、発達障害ではないかと考えています。』(1歳5ヵ月男児)

言葉が遅かったり、落ち着きがなかったり、ほかの子と比べるといろいろと気になることがあり発達障害じゃないかと考えています。

発達の遅れなどが心配

「1歳では、発達障害かどうかは判断できないと思います」

お子さんの発達に不安を感じていらっしゃるのですね。お気持ちはわかるのですが、まだ1歳です。3歳4歳で言葉が出づらいお子さんもいます。また、その年齢になっても発達障害とは判断できないケースがほとんどです。ですから1歳くらいではよほど重度な場合以外、おそらく専門医でも発達障害かどうかを診断することはむずかしいと思います。

ですが、親御さんが「どうなんだろう?」「もしかしたら」と不安を抱え思い悩みながら毎日を過ごすくらいだったら、一度お子さんを専門機関にみてもらってもいいかもしれませんね。「判断ができません」「様子をみましょう」など、結論がはっきりとしない可能性が高いですが、たぶん親御さんがすっきりするのではないでしょうか。
できることに目を向けてみて

「お子さんの良いところをたくさん見つけてみてください。」

「言葉が遅い」「落ち着きがない」などは、1歳児では月齢によってかなり差があります。4月生まれのお子さんと早生まれのお子さんとでは、ほぼ1歳近く違うわけです。この時期はひと月違うだけでもできることが全然違いますから、同じ1歳児の中で発達に大きく差があるのは仕方のないことです。

それぞれのお子さんの個性もありますし、お友だちと比べて「うちの子は発達が遅い」と、今の状況をあまりネガティブにとらえないでいいと思います。

気になる部分はあるかもしれませんが、それよりも、お子さんの良いところをたくさんみつけてみてください。お子さんの良いところを探し始めると、「あれ? うちの子、○○は苦手だけど□□はほかの子より上手かも!」というところがきっとみつかります。そうするとだんだんと心配事も減って、ポジティブな気持ちでお子さんと接するようになるのではないでしょうか?

今、目の前にいるお子さんを精一杯愛して、良いところをみつけてみてくださいね。

育児の悩み#30『父親の仕事が忙しすぎて、ひとりで子どもをみています』(1歳7ヵ月男児)

父親の仕事が忙しく、母親ひとりの育児で心身ともに疲れています。もっと育児に参加してほしいです。

ワンオペに疲れてしまった

「父親の育児参加は家族みんなにとっていいことですが、社会的にそれがむずかしい方も多くいるのも現実です。」

ワンオペ育児で自分の時間がまったくなく、心も体もへとへとになってしまっているのですね。お父さんも育児に参加してくれるのは家族全員にとっていいことですが、社会的にそれがむずかしい方も多くいるのが現実です。日本では、女性の育児休業取得率は約80%ですが男性はたったの13%弱。しかも期間は1週間程度が平均とのことです(2020年厚生労働省発表)。実際に世の中のどのくらいの父親が育児や家事に参加できているかというと、この数字から想像するにおそらくかなり少数でしょう。

web広告やテレビCMでは男性タレントが積極的におむつを替えたり掃除機をかけたりお料理していたりするので、お母さんたちは「父親も子育てや家事をするのが当たり前」とイメージします。お父さんに「早く帰ってきて」と言ったのに「帰ってきてくれなかった!」と怒っても、それはお父さん自身の意識というより、社会の仕組みや会社の組織でできない場合もたくさんあるのだと思います。それが日本の現状なのです。
完璧じゃなくてもいい

「自分自身の力で変えられるところから、どんどん変えてみるといいと思います。」

でも、理想と現実のギャップを感じて「どうして我が家は」とため息をついていても仕方がありません。「どうすれば自分も家族ももっと心地よく生活できるか」を考えたほうがいいと思います。

ワンオペの育児&家事で、楽にできるポイントがないか探してみてはどうでしょう? 育児はなかなかむずかしいですが、家事ならばできるかもしれません。たとえば掃除機を毎日かけているのならば2日に1度にする。3度の食事を毎食手作りしているのならば、市販のお惣菜や冷凍食品などを取り入れてみる。すべて完璧を目指してへとへとになるよりも、自分も家族も楽になる方法を積極的に選択してもいいと思います。

「今、自分が辛いのは父親がなにも手伝ってくれないから」という結論をだすのは簡単だけど、それではなにも変わりません。自分と家族に合う子育て、自分と家族に合う家事にするにはどうすればいい? と考え実行してみたら変化を感じてくると思います。誰かが変わるのを求めるよりも、自分自身の力で変えられるところから、どんどん変えてみるといいと思います!
▼ 次のエピソード
撮影/嶋田礼奈 取材・文/久世恵美 写真/PIXTA
てぃせんせい

てぃ先生

保育士

関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディ...

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトで...