「偏食」「子ども同士の交流がない」子育てのお悩みをてぃ先生が解決!

フォロワー50万人超えのカリスマ保育士てぃ先生の“目からうろこ”の育児アイディア第14回

保育士:てぃ先生

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てぃ先生の目からうろこの育児アイディア

Twitterフォロワー数53万人超え、YouTubeチャンネル登録者数57万人超えのカリスマ保育士てぃ先生が、育児の悩みを一発解決! 

テレビ出演でも話題のてぃ先生は、なんと現役の保育士。その超具体的な育児法はかつてない斬新なアイディアに溢れていて、世のママパパに圧倒的に支持されています!!

まさに「保育のプロ」として日々子どもに接しているてぃ先生ならではの、的確で「すぐ効く」目からうろこの育児アイディアを紹介する連載です!
てぃ先生
保育士として勤務のかたわら、その専門性をいかしTwitter、YouTubeなどで、子育ての楽しさや子どもとの向き合い方などを発信、大反響を呼ぶ。著書に「カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!」(ダイヤモンド社)、「ほお…、ここがちきゅうのほいくえんか。」(ベストセラーズ)など多数。

育児の悩み#27『好きなものしか食べません』(1歳4ヵ月女児)

フルーツやヨーグルトなど、自分が好きなものしか食べず、それが出てくるまでずっとイヤイヤします。栄養不足にならないか心配です。

好きなものしか食べない

「いつか必ずほかの食べものに興味を持ち出して、食べるときがきます」

極論をいうと、今の日本では特殊な環境でない限り、栄養不足になることはないと思います。なので、好きなものしか食べなくても大丈夫だと思います。親御さんは「好きなものだけ食べていると好き嫌いが多い子に育ってのちのち給食などで苦労する」と考えると思うのですが、たとえば大人でもチョコレートが大好きでチョコレートばかり食べているときがあったとしても、いつか必ず飽きてほかのものを食べますね。同じように子どももほかの食べものに興味を持ち出して、食べるときがきます。

それになにも食べてくれない子どもよりも「パクパク喜んで食べてくれるものがある」ということは、ある意味安心材料です。あまり気にせず、食べてくれるものがあってよかった! と思って好きなものを食べさせてあげてください。
楽しい食事をしよう

「就学前のお子さんはとにかく楽しい食事が一番大事だと思います」

どうしても幅広く食べて欲しいと思うのならば、親御さんがルールを徹底することだと思います。今、お子さんは「泣き続けたら自分の好きなものが出てくる」と思っています。親御さんが心を鬼にして断固としてヨーグルトを出さない、フルーツを出さない、間食もさせない、と食事以外出さないようにすれば、お腹がすいて必ず食事を食べるようになります。少し厳しいですが、親御さんの頑張りが必要です。

でも、就学前のお子さんはとにかく楽しい食事が一番大事だと思います。栄養バランスを優先して苦手なものをなんとか食べさせようとすると、食事の時間自体がきらいになってしまいます。そうなると食事の席につきたくない、食事の時間がきらい、食べたくないとなってしまいます。食べ物の好ききらい以前に、食事の時間が楽しくなければ苦痛になってしまいます。それは絶対に避けたいことですね。そういう意味でも、栄養バランスにとらわれず、今は食べたいものを食べさせていてもいいのではないかな? と思います。

育児の悩み#28『同じ年頃の子ども同士の交流がありません』(1歳5ヵ月女児)

新型コロナウィルスの蔓延で外出を避けたこともあり、同じ年頃の子ども同士の交流がありません。もっと支援センターなどに行くべきでしょうか?

同じ年頃の子どもとの交流って必要?

「おそらくまだ『友だちと遊びたい』と考えていないと思います」

発達の目安として、お子さんが「お友だちと遊ぶ」という意識を持つのはおおよそ3歳くらいからです。「あの子と遊ぶと楽しいから、あの子と遊びたい」となるのはさらに先の4歳くらい。3歳までは大人からはいっしょに遊んでいるように見えても、じつは同じ場所、同じ遊びをしているだけで、それぞれひとりで遊んでいます。

お子さんはまだ1歳5ヵ月ですね。おそらくまだ「友だちと遊びたい」などと考えていないと思います。発達段階的にも、親御さんが「年齢の近いお友だちと遊ばせなきゃ」と思うは必要ないと思います。
家族との時間を大切に

「年齢的にも家にこもって、家族でこってり濃密に遊ぶほうがいいと思います」

それよりも自宅でお父さんお母さんなど、お子さんが安心できる人としっかり関わる時間を持ったり、ひとり遊びを満喫できるほうがお子さんにとってもいいと思います。

新型コロナウィルスの影響は、社会的接触が限られるなど多くのストレスがありましたが、子育てという観点にしぼっていうならば、僕は決してマイナスではなかったように思います。なぜなら外出制限などがあり、必然的に家族で過ごす時間がたくさんとれていたからです。

1歳5ヵ月の時点では、社会性やコミュニケーション能力を育むなどを考えるには、まだちょっと早すぎるように思います。年齢的にも家にこもって、家族でこってり濃密に遊ぶほうがいいと思います。家で遊ぶ時間を大切にしてください。
撮影/嶋田礼奈 取材・文/久世恵美 写真/PIXTA
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てぃせんせい

てぃ先生

保育士

関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ

関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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