てぃ先生の目からうろこの育児アイディア
テレビ出演でも話題のてぃ先生は、現役の保育士。その超具体的な育児法はかつてない斬新なアイディアにあふれていて、世のママパパに圧倒的に支持されています!!
まさに「保育のプロ」として日々子どもに接しているてぃ先生ならではの、的確で「すぐ効く」目からうろこの育児アイディアを紹介する連載です!
育児の悩み#13『夜中に起きて遊びだします』(2歳1ヵ月男児)
息子が夜中にムクっと起きて遊び始めます。機嫌は良いのですが、上の子が起きてしまったりすると大惨事。夜遊びをやめさせるにはどうすればいいでしょうか?
「お昼寝を始める時間、お昼寝の時間の長さを見直してみて」
遊びだしてしまったあとの対処法を考えるのではなく、なぜ夜中に覚醒してしまうのか、目を覚ましてしまう理由を探ったほうが根本的な解決になります。
ひとつはお昼寝。夜、あまり寝てくれない子は、昼間寝過ぎてしまっている場合があります。昼寝はあくまでも補助的なもので、睡眠の中心は夜。「夜、寝てくれないから」と昼寝をたっぷりさせてしまうとますます生活リズムが崩れてしまうかもしれません。2歳のお子さんなら昼寝は1〜2時間程度を目安に様子を見てください。
あと、お昼寝を始める時間が遅すぎてもよくありません。夕方近くに寝てしまうと夜更かしになったり深く眠れなかったりと睡眠に影響しますから、午後の早めの時間がベターです。2歳になったら午前中のお昼寝はもうなくてもいいと思います。
寝る環境が整っていない可能性はない?
部屋の暗さはどうでしょうか? もし、外から光が入ってくるようであれば遮光カーテンなどを使ってみてください。室内の温度も関係しますね。子どもって暑がりだから、布団を薄手にするとかエアコンをつけるなど、湿度も加湿器や除湿器を使って季節ごとにコントロールしてみるといいと思います。
あと、夜中はドアの開閉音や道路を走る車の音など、静かなようでも結構いろんな音が聞こえます。このお子さんは物音に敏感で、ちょっとした音に反応して起きてしまっているのかもしれない。そんなときオススメなのがホワイトノイズ。
換気扇や扇風機から発生する音です。もちろんホワイトノイズ自体も雑音の一種だけど、周波数が一定なので不意の騒音を聞こえにくくする効果があるといわれています。ホワイトノイズが発生するものをなにか、寝るときにつけておくといいかもしれないですね。是非、試してみてください。
育児の悩み#14『同い年の子どもを見ても全然遊びたがらない』(2歳10ヵ月女児)
同い年の子どもを見ても全然遊びたがらないし、興味も持ちません。人見知りなのでしょうか? どうしたら友だちと遊んでくれるのでしょうか?
「2歳10ヵ月のお子さんでしたら、ほかの子どもに興味を持たないのも普通ですから、気にしなくていいと思います。」
発達の目安として、お友だちと遊びだすのは3歳くらい、「あの子と遊ぶと楽しいから、あの子と遊びたい」となるのは4歳くらいです。だから2歳10ヵ月の時点で「ほかの子と遊ばない」「ほかの子と仲良くできない」というのは人見知りだからではなく、まだそういう発達段階ではない、ということ。全然気にしなくて大丈夫です。
月齢も重ねて保育園や幼稚園にいきだしたりして、たくさんの人に触れるようになれば、自然とお友だちがやっていることに興味を持ったり、お友だちと遊ぶとおもしろいと感じるように変わっていくと思います。
「『あの子めっちゃ楽しそうに遊んでる!』って思えるなにかを親御さんと家で練習しておくといいかも」
そういう意味で、もし今の段階からお友だち人見知りをどうにかしたいというのであれば、ほかの子から見たときに「あの子めっちゃ楽しそうに遊んでる!」って思えるなにかを親御さんと家で練習しておく。たとえば折り紙でなにかを折れるようになっておくとかなんでもいい。得意なことがあると周りの子が「教えて!」って自然に近寄ってきます。お友だちのほうからきてくれれば、ちょっぴり人見知りな子でも安心ですよね!
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
てぃ先生
関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ
関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ