てぃ先生の目からうろこの育児アイディア
テレビ出演でも話題のてぃ先生は、現役の保育士。その超具体的な育児法はかつてない斬新なアイディアにあふれていて、世のママパパに圧倒的に支持されています!!
まさに「保育のプロ」として日々子どもに接しているてぃ先生ならではの、的確で「すぐ効く」目からうろこの育児アイディアを紹介する連載です!
育児の悩み#11『やたらと物に触ります』(2歳2ヵ月男児)
外に出るとやたらと物に触るので困っています。はがす、めくる、ちぎるも好きで、絵本もすぐぼろぼろになってしまいます。
感覚的な興味が最優先な時期です
絵本を破いてしまうのも、破いたときのビリビリって音や紙がちぎれる感覚が楽しい、って思っている可能性もあります。その場合は乱暴なわけではなく、本を大事にしていないのでもなく、感覚的な刺激への好奇心が優先してしまった、ということだと思います。
「箱の中身はなんでしょね?」を再現してみよう!
人間が目をつむったまま感触だけでものの形状を判断するということは、通常だとあまりないですよね。それくらい、触覚のみを使うことはあまりない。でも、2歳ぐらいの子どもは感覚的な刺激への好奇心が旺盛ですから、そういう手や指の感覚を楽しむ遊びを意図的にやる。そうやって「触りたい」という好奇心を満たせる時間や活動を設けることによって落ち着いていくと思いますし、ただ叱るのではなく「今はやめよう」といった言葉も自然にかけやすくなります。
育児の悩み#12『トイレを怖がって、座る以前にギャン泣きします』(2歳6ヵ月男児)
トイレが怖いみたいで座るどころか行くだけでギャン泣きします。トイトレを何から始めていいのかわからず困っています。
リビングではなく、トイレの前でオムツ替えをしてみてください
最初から「トイレでおしっこしよう!」ではなく、オムツ替えの場所をトイレにすることで、「ここはおしっこやうんちをするところなんだ」と感じるようになって、ゆくゆくトイレトレーニングの本番を始めるとき、子どもが自然と移動できるようになっていくと思います。
電球、補助便座……トイレの環境を見直してみよう
あと保育園などはトイレが子ども用に設計されていますが、一般家庭は大人用のトイレです。子ども用の補助便座は使っていても、足がぶらぶらしていることが結構あります。足がつかないと体がぐらついてしまい、不安定で怖いということもあります。たとえば足を置けるように、ステップ台のようなものを用意してあげると安心感が生まれるかと。
それからその子が好きなキャラクターのポスターや、水を流すボタンにシールなどを貼って、「〇〇ちゃんは水を流す係。このキャラクターといっしょにお水を流してみようね」と役割をもたせるのもいいですね。
怖い理由を言語化して親御さんに伝えることができなくて、ただただギャン泣きしてしまっている、という可能性もありますよね。こうやって怖がっているかもしれない環境を見直してみると、いやがる回数も減っていくと思います。
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
てぃ先生
関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ
関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ