てぃ先生が解決!#47「なんでも口に入れてしまいます」

フォロワー70万人超えのカリスマ保育士てぃ先生の“目からうろこ”の育児アイディア第27回

保育士:てぃ先生

てぃ先生の目からうろこの育児アイディア

YouTubeチャンネル登録者数70万人超えのカリスマ保育士てぃ先生が、育児の悩みを一発解決!

テレビ出演でも話題のてぃ先生は、なんと現役の保育士。その超具体的な育児法はかつてない斬新なアイディアに溢れていて、世のママパパに圧倒的に支持されています!!

まさに「保育のプロ」として日々子どもに接しているてぃ先生ならではの、的確で「すぐ効く」目からうろこの育児アイディアを紹介する連載です!
てぃ先生
保育士として勤務のかたわら、その専門性をいかしTwitter、YouTubeなどで、子育ての楽しさや子どもとの向き合い方などを発信、大反響を呼ぶ。著書に「カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!」(ダイヤモンド社)、「ほお…、ここがちきゅうのほいくえんか。」(ベストセラーズ)など多数。

育児の悩み#47『なんでも口に入れてしまいます』(2歳1ヵ月女児)

なんでも口に入れてしまいます。先の尖ったペンなどもなめてしまい「危ないから口に入れちゃダメだよ」と何度言っても、やめてくれません。

なんでも口に運んでしまうお年頃

「大変だとは思いますが、口に入れてほしくないものはお子さんの手の届くところに置かないようにしましょう」

なめる、口の中に入れるというのは誤飲につながる可能性が大きいですね。このようなお子さんがお家にいる場合、危険性を考えて、口に入れてほしくないものはお子さんの手の届くところに置かない、しっかり片付けておくといいと思います

言葉で「口に入れちゃダメ」と伝えるのも大事ですが、「何度言っても聞かない」ということは、そのお子さんにとってまだ「なめてはいけない」というルールが理解できていないか、理解できているけどそれをおさえる理性が育っていないかのどちらかだと思います。

大変だとは思うのですが今はまず、お子さんに危ないことが起こらない環境に整えるのが大人の役割だと思って、片付けておくようにするといいと思います。
感触を確認する発達段階中

「成長とともに手で触ることで感じられるようになっていくと思います」

小さいお子さんに多いのですが、なんでも口に入れてしまうというのは、口の中が一番、そのお子さんにとってものの感触や形などを理解できる場所なのでしょう。大人は手で触って感触を確かめますが、手よりも口の中のほうがものの感触を味わいやすいから、つい口に入れてしまうということだと思います。

成長とともに手先の感覚がきめ細やかになったり、器用に動かせるようになってくると、手で触ることによって、そのものの固さや感触などを感じられるようになってきます。そうすると口の中に入れる必要がなくなるので、その発達段階を越えれば自然と口の中には入れなくなるかなと思います。
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撮影/嶋田礼奈 取材・文/久世恵美
てぃせんせい

てぃ先生

関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディ...

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトで...