てぃ先生が解決!「#5頭を壁に打ちつける」「#6吐きだして遊ぶ」

フォロワー50万人越えのカリスマ保育士てぃ先生の"目からうろこ"の育児アイディア第3回

保育士:てぃ先生

てぃ先生の目からうろこの育児アイディア

Twitterフォロワー数53万人超え、YouTubeチャンネル登録者数57万人超えのカリスマ保育士てぃ先生が、育児の悩みを一発解決! 

「踊る!さんま御殿!!」出演でも話題のてぃ先生は、なんと現役の保育士。その超具体的な育児法はかつてない斬新なアイディアに溢れていて、世のママパパに圧倒的に支持されています!!

まさに「保育のプロ」として日々子どもに接しているてぃ先生ならではの、的確で「すぐ効く」目からうろこの育児アイディアを紹介する連載です!

てぃ先生
保育士として勤務のかたわら、その専門性をいかしTwitter、YouTubeなどで、子育ての楽しさや子どもとの向き合い方などを発信、大反響を呼ぶ。著書に「カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!」(ダイヤモンド社)、「ほお…、ここがちきゅうのほいくえんか。」(ベストセラーズ)など多数。

育児の悩み#5『頭を壁に打ちつけます』(1歳7ヵ月男児)

気に入らないことがあったり、「それはダメ!」と制止したりすると、頭をゴンゴンと壁などに打ちつけます。

不満があるときの表現方法?

「頭を打ちつけるのは「いやだ」を表現していることもあります」

子どもは言語の発達よりも身体の発達が早いので、なにかを表現するときに体が先に動くんです。

お友だちにおもちゃをとられたときに「ガブッ」って噛みついちゃったり、相手の顔を引っ掻いちゃったり、物を投げつけたりするのも同じ。全部「いやだ」を表現しているのです。眠たい時やさみしい時にすることもあります。

こういうときはまず、そのときお子さんがやっていた行動や気持ちに共感する、というのが鉄則です。「〇〇がいやだったんだね」「〇〇がしたかったんだね」と共感しながら、お子さんの気持ちを言葉にしてあげる。

大人はつい他のことで気をそらして気持ちを切り替えさせようとしますが、子どもにとっては「いやだ」を受け止めてもらわなきゃ次に進めないですよね。だからわかってもらえるまで頭をゴンゴンし続けてしまうこともあります。

基本的には大きくなっていくにつれて自然に消えていきます。身体ではなく言語での表現ができるようになるからです。なので、あまり心配しすぎないようにして、そういった姿があったら、子どもの代わりに言葉にしていきましょう。

そういった経験が「頭をぶつけなくても分かってもらえる」という安心感につながり、頭をゴンゴンする回数も減っていきます。逆に過度に反応しすぎると、子どもにとっては「こうすると構ってもらえる」と学習して、余計にその行動が増える可能性もありますから、子どもの気持ちを言葉にしながら、抱っこやハグなどをして安心させてあげましょう。

解決の方法とは……?

『頭って言ったら足をさわる』『足って言ったら頭をさわる』というゲームをして、やりたいこととは違うことをする練習をしよう!

『頭って言ったら足をさわる』『足って言ったら頭をさわる』というゲームをやってみましょう! 「頭」って言われたら普通は頭触りたい。でも、「足」をさわらなきゃならないルールだから、足をさわる。

「やりたいこと」と「やらなきゃいけないこと」が違うというのがこのゲームポイント。ゲームは自分がしたいことと今しなきゃならないことに違いがあるときに、気持ちの切り替えをする練習になるんです。

絵だってどんなに上手な描き方を説明されても、結局はたくさん描かないとうまくなれないのと同じで、自分の気持ちを切り替える経験がたくさんないとできるようにはならない。なので、ゲームを通してそういう場面を意図的に作り練習するんです。

「やりたいこととは違うことをする練習」をたくさんすれば、自然と耐性がついてくる。「いやだ」という自分の気持ちを切り替える経験値があがっていく。そうすればそういった行動もおさまっていくと思います。

育児の悩み#6『飲み物を吐き出して遊ぶ』(1歳3ヵ月女児)

飲み物を飲むときに口からべーっと吐き出して遊んでしまいます。注意しても楽しそうにしてきかないので、困っています。

検診で発育について指摘されてしまった……どうすればいい?

「今だけだ」って割り切ってやらせちゃったほうが落ち着くのが早いかもしれません。

いろいろな考え方があります。
飲み物を吐き出すのは、いわいる「遊び食べ」という場合もあれば「実験」をしている場合もあります。食べ物に強い関心を持つという時期はどのお子さんにもあるもので、悪気があるわけではないし、ふざけてやっているわけでもなく、そういう発達段階なんです。

飲み物を吐き出したり、ぶくぶくしたり、食べ物をぐちゃぐちゃにしたり、わざとこぼしたり……親御さんからすると服もテーブルも汚れていやですよね。でも、子どもにとっては「これなんだろう?」「どうなるんだろう?」という好奇心にもとづく行動

好奇心が満たされればやらなくなるから、今だけだ」って割り切ってやらせちゃったほうが落ち着くのが早いかもしれません。むしろ「だめ!」って途中で止めてしまうと、いつまでも満たされないから繰り返してしまう……なんて可能性もあるかも。

子どものいたずらの理由とは

注目して欲しいからやる、ということも。

もうひとつ、飲み物を吐き出すと親御さんが注目してくれる、と思ってやっているというケースもあります。悪いことでも注目してくれるのが嬉しいからわざとやる。たとえ叱られたとしても、注目してもらえるほうが子どもは嬉しいんです。

親御さんたちは比較的「良くないこと」に強く反応します。たとえば「〇〇できたよ!」って子ども言っても、家事の途中だと「できたねー」「すごいねー」って家事の手を止めずに言うことが多い。でも、悪いことすると家事をやめてすっ飛んでいって叱りますよね。子どもの立場からみると、悪いことをしたときのほうがよりかまってくれるから、何度もやるんです。

もし、悪いことをしたらやっていることをピシッと叱って過度にリアクションしすぎない。悪いことをしたときよりも、良いことをしたときにより強く反応してほめてあげる。

お父さんもお母さんも忙しいとは思いますが、なるべくスキンシップの時間をとって、わざわざ注目させなくても「親は自分をみてくれていんだ」と感じられるようにしてあげてくださいね
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撮影/嶋田礼奈 取材・文/久世恵美
てぃせんせい

てぃ先生

関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディ...

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトで...