てぃ先生が解決!「#7親をゴリラと呼ぶ」「#8食器を使えない」

フォロワー50万人超えのカリスマ保育士てぃ先生の‟目からうろこ”の育児アイディア第4回

保育士:てぃ先生

てぃ先生の目からうろこの育児アイディア

Twitterフォロワー数53万人超え、YouTubeチャンネル登録者数57万人超えのカリスマ保育士てぃ先生が、育児の悩みを一発解決! 

「踊る!さんま御殿!!」出演でも話題のてぃ先生は、なんと現役の保育士。その超具体的な育児法はかつてない斬新なアイディアに溢れていて、世のママパパに圧倒的に支持されています!!

まさに「保育のプロ」として日々子どもに接しているてぃ先生ならではの、的確で「すぐ効く」目からうろこの育児アイディアを紹介する連載です!
てぃ先生
保育士として勤務のかたわら、その専門性をいかしTwitter、YouTubeなどで、子育ての楽しさや子どもとの向き合い方などを発信、大反響を呼ぶ。著書に「カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!」(ダイヤモンド社)、「ほお…、ここがちきゅうのほいくえんか。」(ベストセラーズ)など多数。

育児の悩み#7『父親のことを<ゴリラ>と呼びます』(1歳5ヵ月男児)

父親のことを「ゴリラ!」と呼びます。基本は「パパ」なのですが、ゴリラの出てくる絵本を読むと、パパと絵本を交互に指差して「ゴリラ!」と連呼したりします。ほかの男性にも言うのではないかと、ヒヤヒヤします。

父親をゴリラと呼ぶ息子

「本当にやめさせたいなら『反応しない』の一択」

お父さんお母さんに反応して欲しくて「ゴリラ」と言う。怒ってても笑っててもびっくりしててもなんでも良くて、とにかく反応してくれるのが楽しい。なので、親が何らかのリアクションをしている限りやめないと思います。

子どもがやることで大人が笑ってくれることって、じつはあんまりないんです。だから子どもがねらって大人を笑わせるのって、めっちゃむずかしいことなんですよ。たぶん、最初にお父さんに「ゴリラ」って言ったとき、親御さんが笑ったんじゃないかな? それが成功体験として残っているんだと思います。

子どもたちがよくふざけて言う「うんち」「おしっこ」「おっぱい」とか、全部そう。「これを言うと大人が笑う」って覚えてしまうと、そういった下ネタ系を飽きるほど言い続ける。「ゴリラ」もそういう状態なんじゃないかなー?
親を笑わせたいだけ……?

「ゴリラ」と言っても反応しないで、逆に「パパ」って呼んだときはニッコリ反応する。

本当にやめて欲しいならば、「ゴリラ」と言っても反応しないで、逆に「パパ」って呼んだときはニッコリ反応する。

「パパ」って呼ぶと自分に目を向けてくれる。逆に「ゴリラ」って言っても反応してくれない​。そういう経験を重ねると「お父さんお母さんが反応してくれないから「ゴリラ」って言ってもつまらないな」って感じてくると思います。そうすれば自然と「パパ」と呼ぶようになっていくんじゃないかな。

育児の悩み#8『コップやスプーンなど食器が使えない』(1歳3ヵ月女児)

コップ飲み、スプーンで食べるなど、何度チャレンジしてもできるようになりません。スマホのYouTubeの見方は一発で覚えるのに! なぜ?

スマホの操作は大人顔負け⁉︎

スマホの操作ってじつは簡単。スプーンやコップを使うほうが手の動きはうんと複雑なんです。

手や指の動きだけでいえば、スマホの操作ってじつは簡単。スプーンやコップを使うほうがうんと複雑なんです。コップもスプーンも覚える気がないから覚えないのではなく、1歳3ヵ月だし、まだ手や指を自由自在に動かすことは難しいんじゃないかな?

いきなり食事の場面でコップやスプーンなどの食器を使うのは、練習なしで本番にのぞむようなものだから、できなくてもしょうがない。あちこち汚れたりすると親御さんも余計にストレスがたまりますよね。だからまず、全然違う場面で練習してみるのがいいと思います。

たとえばコップを持つ練習ならば、筒状のものをもってみる。スプーンを持つ練習ならば、棒状のものを持つ、握るという練習をしてみる。おままごと用の食器を用意して、おままごとで遊びながらそういう経験を増やしていくのもいいですね。
指先をいっぱい使う遊びをしよう!

ようは物を持つ機会と回数を増やす

「物を持つ」という機会と回数を増やすこと。あと、あと、小さいものや薄いものをつまむ遊びなどもいいですね。

とにかく手や指先で感触を味わう機会をいろいろと作ってあげること。そうするとだんだんと手指を自分の意志で動かせるようになってくるので、結果的にコップやスプーンを上手に持てるようになる。ゆくゆくはお箸を上手に使ったりということにもつながっていきます。

でも1歳3ヵ月だと、食器を使うのはできなくて当たり前。もちろんできる子もいるけど、それは個人差だから全然心配ないと思います。焦らなくていいですよ

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撮影/嶋田礼奈 取材・文/久世恵美
てぃせんせい

てぃ先生

保育士

関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ

関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki

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