なぜ飛行機の胴体は、新幹線やバスとはちがうかたちをしているのでしょうか。その理由は、やはり空を飛ぶことと関係があります。
飛行機は、地上から1万2000メートル前後の高さを飛びます。このとき飛行機の外の気圧は地上の5分の1ていど。とても低い気圧です。
なぜそんなに低い気圧になるのでしょうか。
空気は下へいくほど圧縮され重くなります。ですから空気は地上がいちばん重く、空気の量もいちばん多いのです。
気圧というのは空気の重さですから、地上がいちばん気圧が高く、上へいくほど低くなります。
気圧が下がると空気もすくなくなり、気温も下がってしまいます。気圧が地上の5分の1になると、飛行機の外の気温は地上にくらべ40℃から50℃ほど50度ほど下がります。地上が20℃だったら空の上は零下20℃から30℃という超低温です。
テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンTwitter @t...