あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月29日」(1972年)。
「地球人に告ぐ、ウルトラマンAを渡せ!」
ヒッポリト星人が現れ、Aを引き渡すよう要求してきた。北斗と夕子はヒッポリト星人に挑むも、Aはブロンズ像にされてしまう。最大のピンチに、ウルトラ兄弟も地球に駆けつけるのだが……。
宇宙最強を自称するヒッポリト星人が襲来
そのまま相手に激突しそうになる北斗たち。すると、タックスペースはヒッポリト星人の体をすり抜け、ふたりは命拾いをする。TACに自分の強さを見せつけたヒッポリト星人は、次に自分が現れたときにAを渡せと言い、Aの人形を取り出してその首を折り、姿を消したのだった。
すると、北斗たちは離れた谷間に炎上する車と人影を発見。タックスペースから降り、向かうとそこには瀕死の男性がいた。男性は車が超獣に接触し事故に遭ったらしい。そして、首が折れたAの人形を彼の息子に渡すよう乞うと、息を引き取ってしまう。北斗はそれを約束すると同時に、男性はヒッポリト星人にぶつかったのだと推測。その証拠に、車体に謎の肉片がついていることに気づく。
基地に帰還し事情を説明する北斗。北斗は街に現れたヒッポリト星人は念力や分身術で作り出した幻影であり、谷間に現れたのが本物だと主張する。しかし、北斗が持ち帰った肉片はヒッポリト星人のものだと断定はできず、隊員たちは北斗の推測を信じなかった。